アーラのクリームチーズでノルウェー発「テラゾーチーズケーキ」

昨年からデンマーク王室御用達チーズメーカー、Arla(アーラ)のアンバサダーをしています。
8月のテーマは「暑さを乗り切る冷たいデザートレシピ」。Castelloホイップクリームチーズを使って、この暑さを乗り切るデザート作りです。テーマと製品を見たときに真っ先に頭に浮かんだのがテラゾーチーズケーキ(Terrazzo ostekake)。いつか作ってみたいと、頭の中で何度もシュミレーションをしていたあこがれのチーズケーキです。

「テラゾーって何?」と思った方も多いかもしれません。

テラゾーとは、細かく砕いた石やガラスなどをセメントなどに混ぜて固め、表面を磨いた建築材料のことです。床や壁、カウンターなどに使われ、大小さまざまな色や形の粒が散りばめられているのが特徴です。

実は私は、以前、店舗の内装デザインの部署にいたことがあるので、「テラゾー」と聞いた瞬間に、「ああ、あれか!」と、すぐにイメージできました。でも、一般の家庭で使う素材ではないので、なかなか馴染みのない言葉ですよね。

でも絶対に街中で見ているので、実物を見れば「ああ、あれか!」と思ってもらえるはず。チーズケーキの中にカラフルなゼリーを散りばめると、切った断面がまるでテラゾーのようになるのです。

ノルウェーでは、この「テラゾーチーズケーキ(Terrazzo ostekake)」がSNSなどで人気になり、海外にも広がって、英語では「割れガラスチーズケーキ(Broken Glass Cheesecake)」とも呼ばれているそう。

見た目はとってもかわいいのですが、レシピを見ていて困ったのがゼリー。ノルウェーのレシピでは、市販のゼリーの素を使って、赤、青、黄色……と何色ものゼリーを作ります。日本でも市販のゼリーの素を探してみたのですが、チーズケーキに使うのはほんの一部なのに、ゼリーの素を何色も買うと大量に余ってしまいそうで……。

少量で作りやすい方法を考えて、たどり着いたのがジュースでゼリーを作る方法。100ml程度の小さなパックや、子ども用の飲み切りサイズのジュースなら、ちょうどいいし、残ったら飲むのも大した量ではない。オレンジ、ぶどう、りんごなど、色の違うジュースを3~4種類。それぞれゼリーにして、固まったらカットして必要な量だけ取り分けます。ゼリーは余りますが、量は少ないのでこれも食べちゃえばいい。

もうひとつ、今回こだわったのがサイズ。ノルウェーのレシピを見ると、22~26cmくらいの大きな型を使ったものが多いようです。今回はキャステロのホイップクリームチーズの分量に合わせて15cmの型で作りました。15cm型を使うとある程度高さが出るので、しっかりと断面が見えますし、食べきるのにもちょうどいい分量でしょう。

ヨーグルトも加えて、レモンの酸味を効かせているので、カラフルなゼリーと一緒に食べると爽やかです。夏の暑い時期に、濃厚などっしりしたチーズケーキはちょっと重い……というときにも、この軽さはうれしいところ。

そして何より、焼かなくていい!オーブンを使わず、冷蔵庫で冷やし固めるだけ。暑い夏には、嬉しいですよね。あらかじめゼリーを作るところだけ少し時間がかかりますが、あとは混ぜて固めるだけです。

テラゾーの面白いところは、色の組み合わせで雰囲気が変わること。赤と白ならかわいらしく、青や紫を入れれば涼しげに。黄色やオレンジを加えると、夏らしく明るい印象になります。たくさんの色を使ってカラフルにするのもいいし、2色くらいに絞って大人っぽくするのもよさそうです。

オリジナルのノルウェーのレシピを、日本で作りやすくアレンジしたテラゾーチーズケーキの作り方はこちらです。

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テラゾーチーズケーキ

分量 6 人分

用意するもの

  • 直径15cmの底が取れるケーキ型

材料

ゼリー

  • お好みのジュース3~4種類 各100ml
  • 粉ゼラチン 各小さじ1
  • 水 各大さじ1

チーズケーキ

  • Castello ホイップクリームチーズ 1パック
  • プレーンヨーグルト 120g
  • 生クリーム 150ml
  • 砂糖 50g
  • レモン汁 小さじ1
  • 粉ゼラチン 7g
  • 水 35ml

  • グラハムクラッカー 60g
  • バター 30g

作り方

  • 水大さじ1に粉ゼラチン小さじ1を振り入れてふやかす。電子レンジで40秒ほど温めたジュース100ml(約50〜60℃・沸騰厳禁)に、ふやかしたゼラチンを加えてよく混ぜて溶かす。容器に流し、冷蔵庫で冷やし固める。同じ手順で3〜4種類作る。
  • ゼリーは前日に作っておくと作業がスムーズになります。
  • グラハムクラッカーを細かく砕き、溶かしたバターを加えて混ぜる。クッキングシートを敷いた型の底に敷き詰め、冷蔵庫で冷やす。
  • ①のゼリーを1~2cm角に切る。台形や三角形など、あえて不揃いな形と大きさにする。色のバランスを見ながら250~300gを取り分ける。
  • 粉ゼラチンを水に振り入れてふやかす。ボウルに「Castelloホイップクリームチーズ」、ヨーグルト、生クリーム、砂糖、レモン汁を入れ、なめらかになるまで混ぜる。
  • ゼラチンを電子レンジに30秒ほどかけて溶かし、チーズケーキ生地に加えてよく混ぜる。③のゼリーを加え、均等に散るよう混ぜる。
  • 型に流し入れて表面をならし、冷蔵庫で3時間以上、または一晩冷やし固める。型から外し、食べやすく切り分ける。

ヒント

今回はジュースを使っていますが、かき氷のシロップを使うと、より鮮やかな色のゼリーが作れます。作り方は検索するといろいろ見つかります。
柑橘系のジュースは、果汁100%だと固まりにくい場合があります。その場合は、果汁の少ないタイプを選んでください。今回は「野菜生活100」のシリーズを活用しました。
レシピはグラハムクラッカーですが、今回は底にジンジャーブレッドクッキーを使っています。

レシピの「ヒント」にも書きましたが、今回は底にスウェーデンのジンジャーブレッドクッキーを使っています。

クリスマスにみんなで食べようと思っていたのに、食べそびれてしまい、最近になってようやく開封して、ちびちび食べていたもの。

ジンジャーブレッドクッキーは賞味期限が10か月くらいと長く、長期保存できるのですが、さすがに日本の恐ろしい湿気には勝てず、賞味期限を迎える前に少しずつ湿気ってきていました。

これはそろそろ使わないとヤバいな、と思っていたので、今回のチーズケーキの土台にしてみたところ、案外よかった。ジンジャーやスパイスの風味が、さっぱりしたチーズケーキのいいアクセントになりました。

サブタイトルは「クリスマスの忘れ物が夏のチーズケーキで活躍の巻」。

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