最近、昔教わったレシピを見直す作業をしています。作ったこと自体を忘れていたものや、以前は繰り返し作っていたのにすっかりご無沙汰になっているレシピもありました。フィンランドのアヌに20年ほど前に教わった、このベリーの簡単ケーキもその一つです。これは以前にも一度ご紹介していますね。
その時は、冷凍ベリーを一度解凍してしっかり水気を切ってから使う作り方でしたが、昨年スウェーデン料理教室「花のテーブル 草のイス」の佳月さんによるレッスンで、フィンランドのムスティッカピーラッカを教わった際、冷凍ブルーベリーをそのまま使っていたのを見て、もしかしてアヌのベリーケーキも同じようにできるのでは、と思い出し、レシピを見つけたついでに試してみました。

結果的に、冷凍ベリーでも問題なく美味しく仕上がりましたので、今回あらためてレシピをまとめ直しました。
このベリーケーキは、初めてフィンランドの人から教わったレシピだったこともあり、当時は「フィンランドの家庭の定番なのかな」と思っていました。けれど今になって振り返ると、どうやらアヌ自身のアレンジ、あるいはごく身近なレシピだったのかもしれません。
というのも、バターではなくサンフラワーオイル(ヒマワリ油)を使い、牛乳や生クリームではなくジュースを使う、そして砂糖も控えめ、という少し軽やかな配合だからです。
もっとも個人的には、もう少し甘さがある方が好みなので、今回は砂糖を少しだけ増やし、バニラシュガー(レシピではバニラエッセンス)で風味を足しています。また、レシピのサンフラワーオイルは、今回は普段使っているキャノーラオイルで作っています。

アヌの簡単ベリーケーキ
用意するもの
- 18×24cm または 20×20cm程度のスクエアケーキ型
材料
- 卵 1個
- 砂糖 60g
- 薄力粉 100g
- ベーキングパウダー 小さじ½
- サンフラワー油 50ml
- りんごジュース または オレンジジュース 50ml
- バニラエッセンス 適量
- 片栗粉 小さじ1
- 冷凍ミックスベリー 100〜150g
作り方
- 薄力粉とベーキングパウダーを合わせておく。
- ボウルに卵と砂糖を入れ、白っぽくもったりするまで泡だて器で混ぜる。
- 粉類を加え、ゴムベラでさっくりと混ぜる。
- 油、ジュース、バニラエッセンスを加えてよくかき混ぜる。
- 型にバター(分量外)を塗るか、ベーキングシートを敷き、生地を流し入れる。
- 冷凍ベリーに片栗粉をまぶし、生地の表面に散らす。
- 200℃に予熱したオーブンで20〜25分焼く。お好みで粉砂糖を振りかける。
動画
ベリーをあらかじめ解凍して水気を切っていた時に比べると、下準備の手間が省け、その分ぐっと気軽に作れるようになりました。
また、バターの価格は年々上がり、以前のように気軽に使える材料ではなくなってきました。バターの代わりに植物油を使うレシピは、そんな今の感覚にも合った、日常のおやつとして取り入れやすい方法ではないでしょうか。
正統な北欧のレシピとは少し違うかもしれませんが、ひとつの作り方として参考になれば嬉しいです。

この時、アヌに「チョコレートを適当に割ってのせるのもおすすめ」と教えてもらいました。何度かチョコレートをのせて作ったことがありますが、焼けて少し苦みが出たチョコレートが、かえって良いアクセントになっていた記憶があります。
日本ではやや苦みは敬遠されがちですが、北欧ではあえてしっかり焼き色をつけ、そのほろ苦さも風味の一つとして楽しむことがあります。
次は久しぶりにチョコレートをのせて作ってみて、味を思い出してみようと思います。
