これぞ本格!デンマークのレバーパテ「Leverpostej/レバポスタイ」の作り方

デンマーク人のソウルフードとも言える豚のレバーパテの作り方です。現地のサイズよりも小さくしましたが、本格的な作り方になっています(もっとも家庭によってレシピは異なるのでOne of themではありますが)。

レバーペーストでなく、パテなの?とお思いの方もいらっしゃるかも知れません。日本の家庭でお馴染みのレバーペーストは先に熱を通した材料をすり潰してペーストにしていますが、レバーパテは生の材料を先にペースト状にして型に入れ蒸し焼きしているという違いがあります。

以前住んでいた東京の世田谷では豚レバーは大き目のスーパーに行けば必ず手に入ったのに、豚の背脂がなかなか見つからず、苦肉の策としてバラ肉を使うレシピを考えました。

ところが、今住んでいる神戸では背脂は最寄りの精肉店でいつでも手に入るのに、豚レバーがどこにも売っていないという逆転現象。その精肉店で尋ねると「売っているの見たことないですねー」と返ってきたので、本当にどこにもないみたい。

夫が食べたいと言ったレバーパテ、もう鶏レバーで作るしかないかなと思っていたところ、某スーパーで「レバー炒め用」としてタレとセット販売されているのを発見!

タレとセットにすることで、これは生で食べるものではないですよー!と強調して販売の抜け道工夫をしている?

ちょうど週末に持ち寄りパーティーのお誘いを受けていたので、これはいい機会と本格的なデンマークのレバーパテ、レバポスタイを作ることにしました。早速背脂を精肉店で購入。他の材料を揃えて準備完了!

それでは材料と作り方をどうぞ。

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デンマークのレバーパテ

Leverpostej

用意するもの

  • 800㏄くらい入る継ぎ目のない焼き型 1個分

材料

  • バター 大さじ1½
  • 小麦粉 大さじ1½
  • 牛乳 200cc
  • 豚レバー 300g
  • 豚背脂 130g
  • 玉ねぎ ½個
  • アンチョビ 3枚
  • 卵黄 1個分
  • オールスパイス 小さじ1/4 またはクローブ
  • こしょう 小さじ1/2
  • 塩 小さじ1/2
  • 卵白 1個分

作り方

  • オーブンは180℃に予熱する。
  • 先にホワイトソースを作る。フライパンを弱火にかけバターを溶かす。薄力粉を振るい入れ、木べらで炒める。全体が馴染んだら冷たい牛乳を一気に入れ、火に掛けながら木べらで底をこするようにかき混ぜる。木べらでこすると底が見えて残る程度のとろみが出たら火を止めて冷ましておく。
  • 豚レバー、豚背脂、玉ねぎ、アンチョビ、卵黄をフードプロセッサーにかけ、かなりなめらかなピューレ状にする。フードプロセッサーのサイズによっては数回に分けるとやりやすい。大き目のボウルに移しておく。
  • ②のホワイトソース、オールスパイス、塩、こしょうを加え混ぜる。
  • 卵白を泡立てて加え、泡を潰さないようにさっくりと全体を混ぜる。
  • 型に生地を流し入れ、お湯を張った天板に乗せ180℃で1時間蒸し焼きにする。途中でお湯が無くなりそうになったら適時追加する。
  • 焼きあがったらオーブンの中に残してゆっくりと冷ます。

ヒント

型は100均のアルミパウンドケーキ型Lサイズが丁度いいです。

前日に焼いて型のままきゅうりやビーツ酢漬けと一緒にホームパーティーへ。

レバーパテにはライ麦パンが一番合います。デンマークのライ麦パン、Rugbrød(ルブロ)だと理想的ですが、作るのに時間がかかるので、今回は簡単にSASで食べたライ麦パンにしました。

レバーパテだけでも美味しいですが、デンマークの友人のお勧めのビーツ酢漬け+カリカリベーコンを乗せたバージョンなら更に美味しい。

簡単にきゅうりだけ乗せるのはデンマークでは日常的なパターン。

朝食やランチにどうぞ。

デンマーク風のライ麦パンはこちらを参考にして下さい。サワー種で作らずイーストで作る簡易版です。

デンマークのレバーパテ、手間はかかりますが、その価値はあると思います。是非お試しください!

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