日本で働いていたスウェーデンの人に懐かしい味を尋ねると「クロップカーカ」と答えが返ってきました。意外だなあと思いましたが、考えてみるとクロップカーカは日本でなかなか食べられないメニューかもしれません。
以前ツイッターで公開したレシピを改良して、更に美味しくなりましたのでぜひ作ってみてください。ちなみに単数形でkroppkaka(クロップカーカ)ですが、 複数形ならkroppkakor(クロップカーコル)。なのでカタカナでレシピ検索すると両方が出てきます。ややこしい。
スウェーデンでは塩漬け豚肉を使いますが、日本では手に入らないのでベーコンで代用しています。
クロップカーカ
分量 2 人分
材料
生地
- じゃが芋 500g 男爵などほっくりした種類
- 塩 小さじ½
- 卵黄 2個分
- 小麦粉 30g
- 片栗粉 30g
フィリング
- ベーコン 200g 塊か厚切りのもの
- 玉ねぎ 小½個
- オールスパイス 小さじ1
仕上げに
- バター、生クリーム、リンゴンベリージャム 適量
作り方
- じゃが芋を塩ゆでし潰す。粗熱が取れるまで置いておく。前日にここまで用意しても良い。
- じゃが芋を冷ましている間にフィリングを作る。ベーコンは小さめの賽の目切り、玉ねぎはみじん切りにする。
- ベーコンを脂が出るまでよく炒め、玉ねぎを加えて玉ねぎに火が通るまで炒める。オールスパイスで味付けする。粗熱が取れるまで置いておく。
- フィリングを冷ましている間に生地を作る。1)に卵黄、小麦粉、片栗粉、塩を加えよく混ぜ合わせる。
- 生地がまとまったら打ち粉をした台に乗せ、直径5cmくらいの棒に伸ばす。伸ばした生地を8等分する。
- 切った生地1個につき大さじ1杯くらいのフィリングを乗せ包む。
- お湯を沸かし、塩を適量入れ、6)を静かにお湯に入れ、10分~15分茹でてお湯を切っておく。
- 温かいうちに溶かしバター、生クリーム(なくても良い)、リンゴンベリージャムと一緒にどうぞ。
動画
ヒント
じゃが芋の水分量によるので、生地がべたべたになりすぎないように卵黄は1個ずつ加えて様子を見たほうがいいかも。卵黄2個の代わりに全卵1個でもいいです。
触感はニョッキに似たもっちりぽっくりな生地です。二人でちょうどいい量と思いますが、残ってしまったら、翌日半分に切って焼いても美味しいです。意外と醤油も合いました。
ところでオールスパイス確かにあったよねとスパイス棚を探すと…ありました。
って、カレー粉かい!
そういえば、中途半端に残ったスパイス集めてカレー粉もどきを作ったのだった。(カレー粉というほどカレー、カレーしていないスパイスミックス。)
………
使おう。
というわけで、今回のクロップカーカはカレーもどき味でしたが、それはそれで美味しかったですよ。
残った卵白はスープやみそ汁の具にしたり、ハンバーグのつなぎに使えます。また卵白を使ったお菓子を作っても良いですね。下記リンク先にレシピをアップしています。
卵白消費!ノルウェーのココナッツクッキー Kokosmakroner