2020年1月に本サイトのブログ『Fukuya通信』に掲載したレシピの再掲です。再掲にあたっては例によって例のごとく、容量を重量に書き換えています。
家人が「100円だった」と小振りなバナナを一房買って外出先から戻ってきました。実は私は生バナナが苦手。家人が一人で食べていましたが、飽きてきたのか2本残して「バナナケーキ作って」と言います。生バナナは苦手ですが、バナナケーキは好き。何度か試して、気に入ったレシピがあるのですが、最近スウェーデンのお菓子の本を入手したので、そのレシピで作ってみました。
そのお菓子の本とは、スウェーデンでは聖書よりも売れているバイブル的存在『 Sju Sorters Kakor』の英語版『Swedish Cakes and Cookies』(バイブル=聖書の意味なので、聖書よりも売れているバイブルってなんだか変な書き方か)。

オリジナルは量が多いので半分にして作りました。また、粉類は北欧流で容量だったので、重量に置き換えました。
それでは、レシピです。

バナナケーキ
用意するもの
- 22×9cmのパウンド型1本分
材料
- バター(あるいはマーガリン) 50g 室温で柔らかくしておく
- 砂糖 120g
- 卵 1個 室温に戻しておく
- 小麦粉 125g
- ベーキングパウダー 小さじ½
- ベーキングソーダ(重曹) 小さじ½
- ジンジャーパウダー 小さじ½
- シナモンパウダー 小さじ1
- バナナ 大1本(今回は小2本)
- 冷めたコーヒー 25cc(大さじ1.5強)
作り方
- バターに砂糖を加え電動ミキサーでふわっとするまで混ぜる。卵1個を割り入れ電動ミキサーで更に混ぜる(ここで卵を室温に戻していないと分離してしまうので注意)。
- 粉類を振り入れ電動ミキサーで混ぜる(ちょっと驚きますが、北欧のお菓子は粉を入れてからも電動ミキサーで混ぜるのが多いです)。
- フォークなどでつぶしたバナナ、冷めたコーヒーを入れ混ぜ、型に流して175度に予熱したオーブンで45分焼く。
- 竹串のような細い棒を刺して生地が付いてこなければ完成。5分ほど置いてから型から出して冷ます。
ヒント
ジンジャーとシナモンが入っているのがスウェーデンのお菓子っぽいのかな。さらにコーヒーというところも。きっとスウェーデンではコーヒーメーカーのポットに飲み残しの冷めたコーヒーが日常的にあるんでしょうねえ。なければインスタントコーヒーでもいいと思います。美味しかったので良ければチャレンジしてみてください。
意外なようですが、北欧はヨーロッパの中でもバナナ消費率は高く、どの国も上位に入っています。なんと2015年のヨーロッパ各国の一人当たりバナナ消費量1位はフィンランド。
北欧を歩いているとバナナの皮が良く落ちているんですよね。