焼き目が美味しいこっくりフィンランドのロールキャベツ

フィンランドのロールキャベツKaalikääryleet/カーリカーリュレートを作りました。早速レシピをアップしようと思ったのですが、考えるとスウェーデンのキャベツとひき肉の重ね焼きKålpudding/コールプディングをアップしたばかりだったので、間にココストッパルを緩衝材として挟んで皆さんが忘れたころに登場させる作戦です。よろしく。

実はカーリカーリュレートはこのブログを始めた最初の方でレシピをアップしているので、同じレシピもつまらないと思い若干変更しました。前回よりも美味しく出来たので、次からはこのレシピにするつもり。

味としてはコールプディングとほぼ同じです。じゃが芋とリンゴンベリーを添えるのも同じ。前回アップしたレシピのコールプディングとの差別化のためにソースになる焼き汁に生クリームを入れました。ちなみにコールプディングもソースの焼き汁に生クリームを入れるパターンがあるので、正直形以外は同じ……。

さてさて、それではレシピです。

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フィンランドの焼きロールキャベツ

Kaalikääryleet/カーリカーリュレート
分量 2 ~4人分

用意するもの

  • 耐熱容器 内寸が18cm×20cmくらい

材料

  • キャベツの葉 ½個分 約600g
  • 玉ねぎ ½個 みじん切り
  • にんにく 1片
  • 合い挽き肉 200g
  • 冷やご飯 80g~100g
  • 卵 1個
  • 塩 小さじ½
  • こしょう 少々
  • 固形コンソメ 1個
  • 生クリーム 100cc 50ccは肉ダネ用、50ccはソース用
  • モラセスシロップ 大さじ1 あるいは好みのシロップ
  • バター 適量

付け合わせ

  • マッシュポテト 適量
  • リンゴンベリージャム 適量

作り方

  • キャベツの葉を剥がし、塩(分量外)を入れた湯で柔らかくなるまで茹でる。湯は利用するので捨てない。
  • ①のキャベツの芯の厚い部分を削ぎ落して薄さを合わせる。削いだ芯はみじん切りにする。
  • フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎのみじん切りを柔らかくなるまで炒めて冷ましておく。にんにくはみじん切りにする。
  • ボウルにひき肉を入れ、冷やご飯、塩、こしょう、卵、砕いた固形コンソメ、生クリーム50cc、②のキャベツの芯、③の玉ねぎとにんにくを加えて捏ねる。
  • ①の葉を8つに分ける。大きな葉はそのまま、小さめの葉は重ねて。それぞれの芯側に④の肉ダネを等分して手前に乗せ、両側を折りながら巻く。
  • 耐熱容器の内側にバターまたはマーガリン(分量外)を塗り⑤のロールキャベツを隙間なく並べる。①の茹で汁をロールキャベツの半分くらいまで注ぎ、250℃に予熱したオーブンで10分焼く。一旦オーブンから取り出してシロップをかけ、それぞれの上にバターの小さな塊を置く。
  • オーブンに戻し150℃に温度を下げて45分焼き、ひっくり返して45分焼く。途中で水が減り過ぎたら茹で汁を足す。やや強めの焦げ目で丁度いいが、焦げが強そうならアルミホイルをかぶせる。
  • 焼き上がったら焼き汁を小鍋に取り、生クリーム50ccを加え数分火に掛け、必要なら塩とこしょうで味を調える。
  • ロールキャベツを皿に盛り、⑧のソースをかけ、茹でじゃが芋とリンゴンベリージャムを添える。

動画

ヒント

今回はマッシュポテトの素を使いました。じゃが芋から作る場合は下記のレシピを参考にしてください。
【マッシュポテト(作りやすい量)】
じゃが芋700gの皮を剥き半分くらいに切って塩適量を入れた水から茹でる(煮崩れるので沸騰させない)。串がすっと通るくらいになったら湯を切って潰し、牛乳150cc、バター30g、塩小さじ½、砂糖一つまみ、こしょう少々で味を調える。

マッシュポテトとリンゴンベリーを添えれば、そこはフィンランド。前回はアイデアの一つとして書いていた生クリームのソース付きです。

調理に時間がかかりますが、冷凍が出来るので沢山作って保存してもよいです。フィンランドのレシピでは2人分ですが、日本の人なら4人分かも。私は2個、夫は3個食べたので、何人分と言っていいのか悩ましいけれど。

断面を見るとご飯が入っているのが分かりますね。

20年位前に西の端から東の端まで欧州横断バックパックの旅をしたことがあるのですが、ドイツや中欧諸国にもロールキャベツがありました。どれも北欧と同じくご飯入りだったのを覚えています。この欧州横断の旅の最終地点はトルコ。トルコではブドウの葉を巻いたロールブドウの葉「ドルマ」を食べましたが、実はロールキャベツはこのドルマが中東から欧州に広がり、ブドウの葉の代用でキャベツを使うようになったとか。今思えばあれはロールキャベツ伝播逆行の旅だったんですねー(違)。

ちなみに北欧は寒くてブドウはおろか、米も生産できないので、古の時代には大麦が入っていたそうですよ。

さて、レシピのヒントに有りますが、今回はマッシュポテトにはインスタントのマッシュポテトの素を使いました。スウェーデンのFELIXが美味しいので、カルディで見つけたら買い置くようにしています。FELIX以外でも色々なメーカーで作っているので参考のためリンクを貼っておきます。リンク先ではFALIX以外のメーカー製品がご覧になれます。

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IKEAの冷凍も味が良く使いやすいのですが、ちょっと冷凍庫の場所を取ってしまうのが難。でもIKEAが近くにあって、絶対にこの日に使うと決まっている時にはお勧めです。

たまにはフィンランド流ロールキャベツでお楽しみくださいね!

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