甘くて爽やかデンマークのレモンの月ケーキ『シトロンモーネ』

デンマークの友人がインスタグラムに『Citronmåne／シトロンモーネ』を食べたと黄色いケーキをアップしていました。Citronmåneを翻訳するとレモンムーン。漢字で書くと檸檬月。なんだかロマンチックな名前ではないですか。

シトロンモーネについて調べました。シトロンモーネはデンマークの製菓メーカーDan Cake（1931年創業）が1968年に発表したお菓子です。このケーキは大変な人気になり、50年以上経ったいまでは、デンマークのどこでも、スーパーだけでなくガソリンスタンドなどでも売っている定番のお菓子になっています。

50年の歴史を持って、コンビニでもどこでも売っているお菓子…日本でいうと森永のチョコモナカジャンボでしょうか？

チョコモナカジャンボを家庭で作るのはかなりチャレンジになりますが、ケーキなら作れるわけで、実際デンマークでシトロンモーネを作ってみた、といくつものレシピが見つかりました。オリジナルレシピはかなり大きかったので、日本で作りやすい2/5サイズにしました。

いくつかのレシピで生地にマジパンを入れていたので、参考にしました。マジパンが入るのでしっとりとした食感を保つことができます。デンマークの人はマジパンが好きでいろいろなお菓子に使われているし、専門店に行かずともスーパーで気軽に手に入る材料です。日本ではそうはいかないので、マジパンから作ります。マジパン細工用ではないので卵白は使わずアーモンドプードルと砂糖を混ぜるだけですのでとても簡単です。

それでは作ってみましょう。

まん丸お月様が出来上がりました。Dan Cakeはアイシングに食黄で着色していますが、レモンの皮で雰囲気を出しています。

生地だけでなくアイシングにもレモンの香りたっぷりの爽やかなケーキです。

生地にアーモンドプードルが入っているので翌日以降もしっとりとします。

なお、生地だけで十分甘いので、アイシングの砂糖はオリジナルレシピより減らしています。またアイシングの量も少し減らしました。

これは同じ分量で直径15cmで焼いたものです。表面積が小さいのでアイシングが垂れて、こちらの方が映えますね。ただ背が高すぎて食べづらかったので、型を大きくして見かけよりも食べやすさを優先しました。