フィンランドのソウルフード!マイベスト『カルヤランピーラッカ』の作り方

フィンランドに行けば、コンビニ、ベーカリー、スーパーなどどこにでも売っている軽食、カルヤランピーラッカ(Karjalanpiirakka)。カレリアンピーラッカやカレリアパイとも呼ばれています。

薄いライ麦の生地で牛乳粥を包んで焼いたスナックで、朝食や小腹が空いたときなどいつでもどこでも登場する、日本でいうとおにぎりのような存在です。

フィンランドで食べてまた食べてみたいという方もいらっしゃるでしょう。案外簡単ですし、日本で手に入る材料で作れますので、ぜひ作ってみてください。

ちなみにカルヤランピーラッカの作り方はこのブログで2回目。1回目のレシピは具が生地に対してやや多めでモリモリになったので見直しています(モリモリが好きな方はそのままでも…)。

ついでに分量は覚えやすいきれいな数字にして、フィリングにコクのバターを入れるレシピにしました。今のところ、マイベストレシピです。

それでは作り方です!

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カルヤランピーラッカ

分量 20 個分

材料

フィリング(牛乳粥)

  • 水 200cc
  • 米 200cc
  • 牛乳 1リットル
  • 塩 小さじ1
  • バター 大さじ2

生地

  • 水 200cc
  • 塩 小さじ1
  • 薄力粉 100g
  • ライ麦粉(細挽き) 200g

バター湯

  • お湯 100cc
  • バター 60g

トッピング(好みで)

  • ゆで卵 4個
  • ゆで卵と同じ重さのバター、あるいはカッテージチーズ

作り方

フィリング(牛乳粥)を作る

  • 厚めの鍋に水を沸かし米を加える。米が水を吸って膨らんできたら牛乳を注ぐ。
  • 火を弱め蓋をする。蓋は少しずらして隙間を空ける。焦げないように時々かき混ぜながら煮る(40分くらい)。
  • ネットリしているけれど、粒が残るくらいになったら、塩とバターで味付けし火を止め、冷ましておく。

生地を作る

  • ボウルにライ麦粉、小麦粉、塩を入れて混ぜる。水を数回に分けて加え木べらでかき混ぜる。重くなってきたら手に替えて全体がまとまるまで捏ねる(捏ね過ぎないこと)。
  • 生地を2等分し、直径2cmくらいの棒状に丸め、端から10等分する。もう半分も同じように10等分する。切った生地はボウルなどをかぶせ乾燥しないようにする。
  • 台にたっぷり打ち粉をして麺棒で、1個を直径14cmくらい薄さ1mmくらいの円形にのばす。引っ付きやすい生地なのでのばしている途中裏表に打ち粉をする。生地にはしっかり打ち粉をして重ねボウルなどをかぶせて乾燥しないようにする。

仕上げる

  • 生地に牛乳粥を大さじ2杯くらい乗せ、端を少し残して全体に広げる。親指と人差し指でギャザーを寄せながら内側に折る。(写真と動画参照)
  • クッキングシートを敷いた天板に並べ、250℃に予熱したオーブンで10分から15分、牛乳粥に薄く焼き目が付くまで焼く。
  • 焼きあがったら熱々のうちにバター湯にくぐらせる。バター湯にくぐらせたカルヤランピーラッカはトレイなどに重ねて置き、冷めるまで布をかぶせ、蒸気でしっとりさせる。

動画

ヒント

何も乗せなくても美味しいですが、お好みのトッピングを乗せて味のバリエーションを楽しめます。
トッピングにはつぶしたゆで卵とバターを混ぜた卵バターが人気です。バターの代わりにカッテージチーズを使うとヘルシーです。ほかにもサーモンやハムなど何でも乗せてください。
残ったカルヤランピーラッカは冷凍保存できます。

実はこのレシピだとバター湯は余ってしまうので、ちょっともったいない。半分では足りない気がするので、2/3の<お湯60cc、バター40g>でちょうどいいかな。余ったらスープを作るとかソースにするとかがいいかも。日本はバター、高いですものね…。

包み方図解

包み方の動画も作りました。

今回は手持ちの中挽きのライ麦粉で作りました。レシピ通りの細挽きで作ればもっとなめらかな生地になると思います。まあ、これはこれで美味しいのであまりこだわらなくてもいいのかな。

カルヤランピーラッカには家庭によって作り方に違いがあり、粥に卵を混ぜたり、焼く前に卵液を塗る人もいます(おそらく色を良くするため)。また生地のライ麦粉と小麦粉の割合も様々で、ライ麦粉100%で作る場合もあれば、油を生地に加える人も。ただライ麦粉100%にすると扱いにくいので小麦粉を混ぜた方が簡単です。

私の包み方は一例で、他の方法もあります。YouTubeでフィンランドの方のアップしているのを探しても面白いかも。何度か作って「俺のカルヤランピーラッカ」を発見してみてくださいね。

フィンランドの動画でお粥をシンクに張った水に鍋ごと入れて冷ましているのがありました。

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