モチモチ&サクサク食感フィンランドのほうれん草パンケーキ Pinaattiletut

フィンランドのほうれん草のパンケーキPinaattiletut/ピナーッティレトゥト。フィンランドではほうれん草パンケーキは市販のものが何種類もありスーパーで簡単に手に入ります。聞くところによると給食や学校帰りの子供のおやつの定番(らしい)。

野菜が入ったパンケーキですが、リンゴンベリーのジャムをつけておやつとして食べるのが一般的。もちろん塩味のパンケーキなのでお肉料理の付け合わせにしたり、ミートソースをかけて食事の時に出ることもあるそうです。

北欧のパンケーキはベーキングパウダーが入らないため、もっちりとした食感が特徴で、このほうれん草のパンケーキも例外ではありません。美味しく作るコツは、熱めのフライパンでやや強めの火で焼くことで縁にしっかりとカリカリの焼き目をつけること。焼き目のサクサク部分と生地のモチモチのコントラストがポイントです。

縁にレースのような薄いカリカリ部分を作る

フィンランドの家庭では冷凍のほうれん草で作るのでその通りにしています。フィンランドのレシピを見ると、ほとんどの場合冷凍ほうれん草150gとありました。多分フィンランドでは一袋150gが標準なんでしょう。今回はフィンランドの半分量のレシピにしました。

もちろん生のほうれん草を茹でてもいいですが、生から作ったことがないので、どれくらいの分量を用意すればいいのか良くわかりません…。半杷くらいかなあ…。まあ冷凍ほうれん草が冷凍庫にあれば何かと便利だから!あっても邪魔にならないからね!(強引)

それではレシピをどうぞ。

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フィンランドのほうれん草パンケーキ

分量 10 枚分

材料

  • 冷凍ほうれん草 75g
  • 卵 1個
  • 塩 小さじ½
  • 牛乳 150cc
  • 小麦粉 80g
  • バター 適量(焼き用)

作り方

  • ほうれん草は自然解凍、あるいは電子レンジで解凍し、フードプロセッサーで細かく刻む。フードプロセッサーがなければ包丁でごく細かいみじん切りにする。
  • 卵をボウルに割り入れ、牛乳と小麦粉を数回に分けて加える(こうするとダマができにくい)。塩とほうれん草を加え混ぜる。生地を30分以上休ませる。
  • フライパンを熱めに熱しバターを溶かして、お玉七分目くらいの量の生地を入れる。弱めの中火くらいで、やや濃い目の焼き目がついたら裏返して両面色よく焼く(焦がさないように)。バターだけでは焦げやすいので、サラダ油を少し混ぜても良い。
  • 新しい生地を焼くごとに少しバターを足すと縁にきれいな焼き色が付く。
  • リンゴンベリージャムと一緒にどうぞ。

動画

ヒント

水分が多いゆるい生地なのでフライパンに入れると生地が広がり薄い縁ができます。通常のホットケーキを焼く時よりも、やや強めの火でその薄い縁がカリカリになるように焼き目をつけるのがコツです。
今回は小さなフライパンで1枚ずつ焼いています。小さなフライパンが無い場合は卵焼き用でもいいし、大きなフライパンで2、3枚一度に焼いてもいいです。

写真は『映え』を狙ってたっぷりジャムを乗せていますが、個人的にはジャム少な目でほうれん草の風味をしっかり感じるくらいが好みです。

翌日以降に温めなおすときは、電子レンジよりもフライパンやトースターを使って焼き、表面のサクサク部分を復活させる方法がおすすめ。

リンゴンベリーがない場合は酸味が強いジャムと一緒にどうぞ。今回は直径8cmくらいの小さいサイズにしましたが、大きく作って塩味の具を巻いてもいいです。

何年か前に作ったほうれん草パンケーキ&リンゴンベリージャムの写真をツイッターに上げたところ、何人もの方から「よもぎに餡子と思った」とコメントが入り頭を抱えました。そんなわけで今回は鏡を使って光を強めにあてて写真を撮ったのですが、どうですか、リンゴンベリージャムに見えますかねー?

カリカリ部分がないと食感が『もっちり』だけになり、京都銘菓おたべのような…はっ!よもぎに餡子…!

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