IKEAの『もっと北欧フードフェア』でケバブピザ

買いたい食品があったので、夕方に車を借りて（うちは自家用車がありません）IKEAに行ってきました。たまたま1週間前から『もっと北欧フードフェア』のタイトルで開催されていたスウェーデン料理も目的の一つ。

スウェーデン料理のラインナップは…。

プラントベースの空飛ぶヤコブさん
パイロットのヤコブさんが作った、バナナとチリの組み合わせがクセになる煮込み料理をご飯にかけてどうぞ。
北欧風プレート
鹿肉のローストとヤンソンさんの誘惑。
スコーゲンとマッシュポテトのサラダ
エビのディルマヨネーズ和えをマッシュポテトにのせた伝統的北欧料理。
フィスクソッパ（スウェーデン風魚のスープ）
MSC認証のスケソウダラをじっくり煮込んだスウェーデン風魚のスープ。
セムラ
この季節スウェーデンでは誰もが食す伝統的なお菓子セムラ。
プラントベースケバブピザ
スウェーデン人が大好きなケバブをのせたピザ。
ヘレンのキャロットケーキ
イケア・ジャパンのCEOヘレンが作ったレシピをもとにしたキャロットケーキ。

緊急事態宣言を受けて夜8時までの営業になっています。そのためか、普段は平日でも席が埋まっているレストランがガラガラでした。まだ6時半前なのに。

最初に目に留まったのはセムラでしたが、デザートはキャロットケーキと決めていたのでパスしました。ちなみにパン生地の間にスポンジケーキが挟まっている変則セムラらしい。この変則については周囲では戸惑う声がちらほら。味は食べていないので分からないのですが、IKEAで初めてセムラを知る人が多いだろうなあと想像すると、なぜオーソドックスなセムラにしなかったのかと残念な気になります。

さて、今回の目的はケバブピザ。ケバブピザはスウェーデン発祥のB級グルメで、ピザとケバブが合体したファーストフードです。スウェーデンに限らず、なぜか北欧ではケバブ屋がピザも出している場合が多い。特に郊外。なのでケバブピザが生まれたのは自然な流れだったのでしょう。

ケバブピザ以外に、空飛ぶヤコブさんとフィスクソッパ、そしてキャロットケーキを選びました（ところでヤコブさんは航空貨物会社で働いていたそうですが、パイロットだっけ…？）。

夫は鹿肉＆ヤンソンの誘惑プレートとビーツのスープ。小食に思えますが、そのあとホットドッグとソフトクリームを食べていました。

まずはフィスクソッパ。

タラは入っていますが、魚の出汁を感じませんでした。フィッシュスープというより、まるで薄いクリームシチューのような…。正直あまり美味しくない。そもそも、魚を”じっくり煮込ん”ではいけないのではなかろうか？というわけで★ひとつ。
★☆☆☆☆

次は空飛ぶヤコブさん。ベジタリアン向きにプラントミートと人参とブロッコリーが使われています。

一口食べて…あれ、バナナを感じない…。あと、何かが足りない。夫に分けると「ひと塩足りなくない？」と。うーん、塩気は充分なんですが、スウェーデンで食べた味に比べると、何かが足りない感が。不味くはないのですが、感想は「ふつーかな…」普通にトマトクリームソースがかかったご飯。期待値が高過ぎたのかも知れない。不味くはないが少し落胆したので★ふたつ。
★★☆☆☆

待望のケバブピザ。実はスウェーデンで食べたことがありません。なにしろ現地では大きめサイズで絶対に食べきれない自信があるのです。IKEAの告知の写真を見ると小さいサイズっぽかったので、これなら食べきれると思って。レストランでは更に4分の1カットで供されていて、かなり小さなサイズ（私としてはラッキー）。

これは想像通りでした。ある意味、期待通りで満足。もしかしてここまでで一番おいしかったかも。現地で食べたケバブを思い出すと、多分ケバブピザもこんな味じゃないのかなあ。偽肉ですがスパイスが効いているので肉本来の味がしなくても大丈夫。これは★4つ。美味しかったけれど、ソースが違う気がしたから。
★★★★☆

最後はヘレンのキャロットケーキ。