北欧の夏と言えばベリー。フィンランドの行きつけのお店ではいつもオーナーさんが手作りのベリーケーキを出してくれます。薄く焼いた生地にたっぷりのホイップクリームとオーナーさんが森で摘んだベリーがたっぷりと乗っているスタイル。生地はあくまでも皿、むしろベリーのクリーム和えを食べるような感じ。
フィンランドのスーパーマーケットで配布しているフリーペーパー夏版(2014年5~8月版)の表紙にそのケーキを連想させる写真があったので内側のレシピをチェックしてみました。
オーナーさんのケーキと違い、生地にはヨーグルトを、クリームにはラハカというフレッシュチーズを使った夏らしい爽やかなレシピ。年齢と共にたっぷりの生クリームが辛くなってきたのですが、これならサッパリしていそう。
ただラハカは手に入らないので代わりに水切りヨーグルトを使い、材料にあったシロップは蜂蜜を使いました。蜂蜜は市販のケーキシロップでもいいです。またサイズは日本のオーブンサイズに合わせて小さくしています。生地に卵が入っていないのでアレルギーの方でも食べられるかな。
それではレシピです。
フィンランドの簡単ベリーケーキ Helppo marjakakku
用意するもの
- 直径18cmのケーキ型
材料
生地
- バター 50g
- 無糖ヨーグルト 大さじ5(75㏄)
- はちみつ 大さじ3 好みのシロップでも可
- 薄力粉 90g
- 砂糖 40g
- 重曹(料理用) 小さじ½
- バニラエッセンス 適量
クリーム
- 無糖ヨーグルト 200g 2時間くらい水切りし100gにする
- 生クリーム 100㏄ 脂肪分40%以上
- レモン汁 小さじ1
- レモンの皮すりおろし ½個分 なくてもよい
- 粉砂糖 大さじ4
- ベリー(いちご、ブルーベリーなど) 適量
作り方
下準備
- ヨーグルト200gをコーヒーフィルターなどに入れ、2時間ほど水を切り100gにする。
- レモン½分の皮をすりおろし、レモン汁を小さじ1杯分取っておく。
生地を作る
- バターを溶かし粗熱が取れたらはちみつとヨーグルト大さじ5を入れて泡だて器で混ぜる。
- ①に薄力粉を振るい入れ、砂糖、重曹、バニラエッセンスを加えて切るように混ぜて生地を作る。生地は10分から30分休ませる。
- 型にクッキングシートを敷き生地を入れ、200℃に予熱したオーブンで15分焼く。
- 焼き上がって粗熱が取れたら型から出し、網の上で冷ましておく。
クリームを作る
- 生クリーム、水切りしたヨーグルト、レモンの皮、レモン汁、粉砂糖をボウルに入れ、もったりとするまでかき混ぜる。
仕上げる
- 土台が冷めたら上にクリームを乗せ、ベリーを飾り付ける(いちごは適当な大きさに切る)。仕上げに粉砂糖を振りかける。
動画
ヒント
生地はもっちり、クリームはさっぱりと甘酸っぱく、ベリーの酸味に良く合います。もっちりとした生地はヨーグルトが入るから。軽めの触感がお好みの場合はヨーグルトを牛乳に替え、お酢を小さじ1杯加えて下さい。重曹と酸が合わさることで発泡する作用を生かして、ふわっとさせるためです(夫はこの生地の方が好きだそうです)。
もうすぐ1年で一番日の長い夏至の日ですね。丁度この頃は北欧ではいちごの盛りなのでいちごのケーキが定番のお菓子。今ならいちごで作ってみてはいかがでしょうか。
ヨーグルトの水切りや生地を寝かしたり、冷ましたりする時間が必要なのですが、作り方としては生地もクリームも泡立て不要なので難しいテクニックはありません。
どうぞお試しください。