Xで北九州市にあるカフェ ポルカさんのこの投稿を見て「ああ11月14日はオストカーカの日だったな」と思い出しました。
北九州市小倉北区のカフェ ポルカです。
— カフェ ポルカ (@polka_kokla) November 13, 2025
明日11/14はスウェーデンでは“オストカーカの日”。こちらのレシピを基にしたほの温かいソフトなスウェーデン式チーズケーキ、オストカーカを少数のみ限定販売します。添えるジャムはリンゴンベリー(オーストリア🇦🇹チロル産)です。ぜひお立ち寄り下さい😊 https://t.co/DLwQBqpCmF
レシピを使っていただいてありがたいです。
オストカーカはIKEA発祥の地としても知られるスモーランド地方発祥のお菓子で、500年以上の歴史があり、かつレシピが残っている最古のお菓子だそうです。
ところで、なぜ11月14日がオストカーカの日なのか、このサイト上でもレシピ本『北欧のおやつとごはん』でも書いていないことに気が付きました。ちょっと面白い話なので、以前本職のショップブログ(今年いっぱいで閉店ですが!)に書いた話を転載します。
ピッピシリーズで知られる児童文学作家リンドグレーンはスモーランドの出身で、彼女の書いたエーミルの作品の中にオストカーカが出てきます。作中では”チーズケーキ”と訳されていますが、あとがきに説明が加えられています。日本に無いものを訳すのって難しいですよね。
ところで、スウェーデンでは11月14日が『オストカーカの日』。2004年にオストカーカ愛好会が決めた日です。この日になった理由は二つ。リンドグレーンの誕生日であること、そしてエーミルの名前の日であること。スウェーデンのカレンダーには毎日名前が書かれています。元々は聖人の名だったのですが、今は一般的な名前がほとんどになっています。
この中で触れているエーミルの作品とは『エーミルとクリスマスのごちそう』のことです。これを機会に検索して見たのですが、今は絶版になって手に入らないようですね。図書館ならあるのかな?

オストカーカのレシピは下記のリンク先からどうぞ。
ところで、今月はクラッドカーカの日もありました。11月7日です。こちらは更に簡単なお菓子です。レシピは下記のリンク先からご覧ください。
「名前の日」については下記リンク先に詳しく書いています。ご興味のある方はお読みください。
ではでは。カフェポルカさんのお近くの方はぜひ食べに行って下さいね!



