12月1日に発売を開始した書籍版『北欧のおやつとごはん』はたちまちに売り切れ、ありがたいことに増刷をかけることができ、その増刷分も残りが少なくなってきました。
この数か月は、本の執筆と準備に忙殺され、新しいレシピに手を付けることが出来なかったのですが、久々に新作レシピです。
突然ですがあと1週間でクリスマスですね。先日NHKの『グレーテルのかまど』で星の形をしたフィンランドのクリスマス菓子、ヨウルトルットゥが取り上げられ、注目を浴びていた、と思う。
今日は、フィンランドの別の星の形をしたクリスマスのお菓子「タハティプッラ/Tähtipulla」をご紹介します。ちなみにタハティとはフィンランド語で星のこと、プッラは甘い菓子パンのことです。菓子パンにクッキー生地で作った星が乗っています。多分、日本のメロンパンのような感じなんだろうなあと思いつつ、メロンパンを食べたことが無いので単なる想像。
パン生地は、いつもの基本の北欧菓子パン生地のレシピを使いました(本国よりやや甘さ控えめ)。今回はクッキー生地に卵を入れるので、卵入りの基本の菓子パン生地にしましたが、もちろん、お好みで卵なしの生地でも。
パン生地のレシピは省略します。下記リンク先を参考に作って下さい。
上に乗せるクッキー生地ですが、本国レシピが40個分だったので、当サイトのパンの数に合わせて減らしつつも、作りやすい分量にする関係で少し多めになっています。余ったクッキー生地はクッキーとして焼いて下さいね。
それでは、作り方です。
タハティプッラ/Tähtipulla
用意するもの
- 星の形のクッキーカッター 無ければ手持ちのクッキーカッターでもよい
材料
- 基本の菓子パン生地 卵入り
クッキー生地
- バター 35g 室温で柔らかくしておく
- 砂糖 20g
- 溶き卵 10g
- 牛乳 大さじ1
- バニラエッセンス 適量
- 薄力粉 70g
- ベーキングパウダー 1g
作り方
- 先にクッキー生地を作る。バターと砂糖を泡だて器でふんわりするまで泡立てる。
- 溶き卵を加え更に良くかき混ぜる。
- 牛乳、バニラエッセンス、薄力粉、ベーキングパウダーを加え、ゴムベラでさっくりと混ぜる。生地がまとまったらラップに包んで冷蔵庫で寝かせる。
- クッキー生地を寝かせている間に、下記のヒントにあるリンク先を参考に「基本の生地で作るカルダモンパン」を作る。パンは好みで10個から12個にする。
- 「基本の生地で作るカルダモンパン」の2次発酵をしている間に、クッキー生地を打ち粉をした台に出し、表面にも粉を振って麺棒で3~4mmくらいの厚みに伸ばす。
- 星の形のクッキー型でパンの数だけ生地を抜き、クッキングシートに乗せて冷蔵庫で冷やしておく。残りの生地はまとめて冷蔵庫で冷やしておく。
- パンが発酵したら溶き卵を塗り、型で抜いておいたクッキー生地を乗せる。星の先を指で軽く押して生地に付ける。
- 220℃に予熱したオーブンで10分焼く。焼きあがったらラックに乗せ、冷めるまで乾いた布をかぶせる。
動画
ヒント
基本の北欧菓子パン生地 余ったクッキー生地は型で抜いて、パンと一緒に焼いてもいいです。
見た目に可愛らしく、上に乗ったクッキー生地のザクザク感が美味しいです。クリスマスのおやつにどうぞ。
実は動画も撮ったのですが、編集する気力が湧いてきません。動画を撮ったけど結局アップしていないのは他にもあり、気力が湧いたらやってみようかな。
ところで、最初の方に書きましたが、実は私はメロンパンを食べたことがありません。こうなったら、ここから先も食べずに過ごし、いまわの際に「メロンパンを食べてみたかった……」と言うつもりです。
メロンパンだけでなく焼きそばパンも食べたことありません