想像と違う甘じょっぱさが美味しいシルヴィアケーキ/Silviakaka

最近プライベートで少し忙しく、北欧歳時記を忘れがちになっています。あんなに重大イベントのイースターをすっかり忘れていた。まあ、イースターにしか食べないような食べ物って特にないので逃しても大勢に影響もないのですが。

とはいえ、やっぱりなんだか気になったので、イースターも10日以上過ぎてしまいましたが、イースターカラーの黄色いスウェーデンのシルヴィアケーキ(Silviakaka/シルヴィアカーカ)を作りました。

シルヴィアケーキを初めて食べたとき、見た目から想像できない味に驚き、美味しくてお代わりまでしてしまいました。この味をみたらし団子と表現した方もいましたが、私的にはハッピーターン。まあ、要は甘じょっぱいのです。

以前もアップしましたが、レシピを見直して、砂糖とバターを減らすなど日本の人が食べやすい軽めの味に変更しています。

レシピを見直すときは現地よりサイズを小さくするのが当サイトのお決まりなのですが、今回は仕上げにかけるコーティングを減らすのが難しいので、スウェーデンサイズそのままの8~10人用です。

この甘じょっぱさ絶対に日本の人は好きだと思いますよ。それではレシピをどうぞ。

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シルヴィアケーキ

Silviakaka
分量 8 -10人分

用意するもの

  • 直径21cmケーキ型1個、あるいは直径15cm2個

材料

ケーキ土台

  • 卵 2個
  • 砂糖120g
  • 水 100㏄
  • 薄力粉 140g
  • ベーキングパウダー 小さじ2
  • バニラエッセンス 適量

コーティング

  • 有塩バター 75g
  • 砂糖 60g
  • 卵黄 1個分
  • バニラエッセンス 適量

トッピング

  • ココナッツファイン(あるいは細切り) 適量

作り方

ケーキの土台を作る

  • 型にクッキングシートを敷くか、油を塗って薄力粉をはたいておく。
  • 卵と砂糖を白っぽくもったりするまでしっかりと泡立てる。水を加え更に混ぜる。薄力粉とベーキングパウダーを振るい入れて、さっくりと混ぜる。
  • 型に生地を入れて、175℃に予熱したオーブンで30分から35分焼く。串を刺して生地が付いてこなければ焼き上がり。粗熱が取れたら型から取り出してワイヤーラックの上で冷ましておく。

コーティングを作って仕上げる

  • バターと砂糖を小鍋に入れて弱火にかける。砂糖が溶けたら火を止めて、粗熱が取れたら卵黄を入れてかき混ぜる(卵黄に火が通って固まらないように気を付ける)。バニラエッセンスを加える。冷めてマヨネーズくらいの固さになるまでかき混ぜる。
  • ケーキが冷めたらコーティングをかける。様子を見て、コーティングが多すぎるなら全部かけなくても良い。上にココナッツを好みの量振りかける。

動画

ヒント

直径15cmのケーキ型を使って半分量で作れます。その際にコーティングに関しては卵黄を半分にするのは難しいので、分量通りに作って余らせてください。余ったコーティングは冷蔵庫で保管してトーストに塗ると本当に美味しいです。

甘じょっぱい味はコーティングに有塩バターを使っているところ。ねっとりとしたコーティングと軽いスポンジ生地の組み合わせが美味しいです。

ココナッツの風味に誘われてついついお代わりしてしまう美味しさです。是非コーヒーと一緒に召し上がってください。

今回はスウェーデンのレシピ通り直径21cmの型で作りました。直径24cmで低めに作るレシピもあります。むしろ低めの方がスウェーデンらしいかも。このサイズの型がなければ、レシピのヒントにあるように直径15cmの型に半分サイズで作るのもいいし、20cm~18cm角の四角い型を使うのもアリです。実際スウェーデンでは四角い型で作ることも良くあります。

コーティングを作るときにバターの量に驚くかも知れませんが、生地にバターが入っていないので、むしろパウンドケーキよりもバターが少ないのです。

当日よりも翌日の方がきれいに切り分けられるので、おもてなしの場合は前日に作るのがお勧め。

この前イースターが過ぎたと思ったら、明日はスウェーデンのヴァルプルギスの夜(4月30日)で、翌日はフィンランドのヴァップ(5月1日)ですって。ひー!

ヴァップはシマを飲んでとムンッキを食べる日。急いでシマを仕込まないといけませんねー。

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