去年アップしたアナナスパイ(パイナップルタルト)のレシピを見直して作ってみました。前回はオリジナルレシピの砂糖の分量を3分の2にしたのですが、それでも甘かったので更に砂糖を減らしました。タルト生地は小麦粉の分量を少し増やしています。フィリングのパイナップルの量を減らしました。何よりも大きな変更はギリシャヨーグルトを使ったこと。
オリジナルレシピはクレームフレーシュを使いますが、日本では手に入りにくいです。在住のスウェーデン人にクレームフレーシュの代用にはギリシャヨーグルトが一番近いとアドバイスをもらいました。
アナナスパイの前にフィンランドのムスティッカピーラッカを入手しやすいギリシャヨーグルトのパルテノで作ったところ、パルテノは水分が多いのか生地がべちゃとしてしまいました。口コミを調べると日本ギリシャヨーグルト製のギリシャヨーグルトが固めとあったので、今回ギリシャヨーグルト社製品を使ったら丁度いい感じに出来ました。
ちなみに、例によって例のごとく、スウェーデンサイズよりも小さくして、日本の家庭サイズにしています。
アナナスパイ
用意するもの
- 18cmの底が取れるタルト型
材料
生地
- バター 75g
- 薄力粉 90g
- 砂糖 40g
- ベーキングパウダー 小さじ½
フィリング
- 缶詰パイナップル 正味140g前後
- ギリシャヨーグルト(硬め) 100cc
- 砂糖 20g
- 卵 ½個分
作り方
- 室温で柔らかくしたバターと砂糖を合わせて泡立てでかき混ぜる。小麦粉とベーキングパウダーを加え、かき混ぜて全体を合わせる。
- 直径18cmのタルト型の内側にバターを塗り、生地を入れて指を使って底と縁に広げる。焼くと縁が膨らむので、縁は気持ち薄めにすると丁度いい厚さになる。
- パイナップルを5mm角くらいに小さく切ってザルに空けて水をしっかりと切っておく。
- フィリングの内容を全て合わせ、生地を広げたタルト型に流し入れる。
- 170℃に予熱したオーブンで40分焼く。
動画
ヒント
社名からもギリシャヨーグルトへの本気度が伺える日本ギリシャヨーグルト製のギリシャヨーグルトはこちら。今回はコープの宅配で買いました。
前回は型から簡単に外せたのですが、今回は引っ付いてしまって外せませんでした。しっかりと型にバターを塗っていなかったのか、ちゃんと冷める前に外したからなのか?今まで何回か作ったのですが、簡単に外れるときと外れない時があり、理由があるのだろうけれど分からないまま…。
とはいえ、そもそもがタルト生地というより、ケーキのような柔らかい生地なので外しにくいレシピではあります。実際スウェーデン人がアップしている動画を見ると、皆さん型のまま切り分けていたのでそんなものなのかも知れません。
最近、アマゾンプライムで放送しているイギリスのお菓子番組『ブリティッシュベイクオフ』を毎晩観ているのですが、イギリスのタルトは生地をこねたり、のばしたり、空焼きしたり、挙句の果てには審査員にひっくり返されて裏を叩かれて乾いていないと言われたりと大変そう。その点北欧のタルトはケーキ生地でフィリングと一緒に焼くタイプなので簡単です。
さっぱりと甘酸っぱく食べやすいお菓子です。基本的には混ぜるだけなので、失敗なしだと思います(型から外すことにこだわらなければ!)。それに何よりチーズケーキ風なのにカロリーが低いのがありがたいです。
もし硬いギリシャヨーグルトが手に入らなければ、倍量のヨーグルトの水を切って半分にするか、『サワークリーム2:生クリーム1』の割合で混ぜて作るのもおすすめです。