北欧料理を作る時に日本では入手が難しい材料がいくつかあります。そのうちの一つがクレーム・フレーシュ/クリーム・フレッシュ(Crème fraîche)。
クレームフレーシュとは
クレームフレーシュ(Crème fraîche)は、乳脂肪分約28%、pH約4.5のサワークリームの一種である。微生物による発酵の影響で酸性となっているが、いわゆるサワークリームよりも酸味や粘度は低く、脂肪分は多い。
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もともとフランスが由来であるが、今日では多くの国で入手できる。フランス、ルーマニア、ベルギー、オランダ、リトアニア、スカンジナビアでは伝統的に用いられる。
サワークリームよりもさらっとした感じで、サワークリームと同様加熱しても分離しないので様々な料理に幅広く使える発酵乳製品です。
海外のサイトを探すと生クリームを室温で発酵させて<自作する>なんて方法がありましたが、高温多湿の日本では雑菌の温床になりかねないのでパス。日本で手に入るもので代用する方法をご紹介します。
クレームフレーシュの代用
クレームフレーシュに近い順で代用方法をご紹介します。
サワークリーム+生クリーム
生クリームを発酵させたものなので、サワークリームを生クリームで割ります。北欧の人によればこれが一番近いとか。割合は1:1を目安にして下さい。
サワークリーム
製法がほぼサワークリームと同じなので、同分量に置き換えられます。少しテクスチャーは違いますが、多くのレシピの場合は気になる程ではありません。
ギリシャヨーグルト
最近は日本のスーパーでも買えるようになりましたね。水を切った濃厚なヨーグルトです。熱に強く、分離しないので火を通す料理にも使えます。また乳脂肪分が低く、例えば森永の『パルテノ』は乳脂肪分が4.5%とかなり抑えめなのが嬉しい。
水切りヨーグルト
プレーンヨーグルトをキッチンペーパーを乗せたザルなどに空け、半日ほど冷蔵庫に放置して半分量にします。水を切りすぎたなら落ちた水分(ホエイ/乳清)を戻して調整します。カロリーが低く、コストは一番かかりません。体にもお財布にも優しい方法です。
ただし、ヨーグルトは過熱で分離することがあるので、火を使う料理にはあまり向きません。
なお残ったホエイは栄養価が高いので、パンを作るのに水の代わりに使ったり、お味噌汁に入れたり、蜂蜜などを混ぜて飲んでもいいでしょう。
私は…
以前はサワークリームを使っていましたが、カロリーが気になるので、最近は過熱するものならギリシャヨーグルト、加熱しないものなら水切りヨーグルトを使っています。ただ、パイなど他の材料と焼き込んでしまうものは過熱するものでもあまり気にせず水切りヨーグルトを使っています。
参考になさってください。