デンマーク料理の定番付け合わせ、紫キャベツの蒸し煮の作り方です。デンマークではあらゆる肉料理、ローストポーク、ミートボール、レバーペーストに添える、甘酸っぱい付け合わせです。
特にクリスマスのディナーで伝統のローストポーク料理、フレスケスタイには欠かせない付け合わせで、デンマーク人にとってはクリスマスの味でもあります。
ちょっと量が多いですが、冷蔵庫でも1週間程度は保管できますし、冷凍も出来ます。デンマークでは大瓶で売られているそうです。とはいえ、試しに紫キャベツ1玉で作ってみたら、1.5キロ以上出来上がってしまったので、いくら何でも多すぎ。
というわけで、このレシピは実際に作った量の半分にしました。
紫キャベツの蒸し煮
分量 4 人分くらい
材料
- 紫キャベツ ½玉 500gくらい
- 玉ねぎ ½個
- 酸味の強いリンゴ ½個
- 白ワインビネガー 大さじ3
- 三温糖 大さじ2 あればブラウンシュガー
- オールスパイス 2振りくらい
- 赤ワイン 100㏄
- クローブ 2個
- ローリエ 1枚
- 塩コショウ 適量
作り方
- 紫キャベツ、玉ねぎを千切りにする。リンゴは皮を剥いて芯を取り、大きめに切る。
- バター(分量外)を厚目の鍋で熱し、紫キャベツと玉ねぎをしんなりするまで炒める。
- しんなりしたら、リンゴを加え、全体がなじむまで炒め、残りの材料を入れる。
- 蓋をしてごく弱い火で1時間~1時間半蒸し煮する。途中で時々かき混ぜる。
- 塩コショウする。味をみて、スパイスや調味料で好みの味に調える。
動画
ヒント
白ワインビネガーの代わりに米酢でもいいです。
サンドイッチやホットドッグにもどうぞ。
日本の家庭料理ならハンバーグの付け合わせにもいいですね。先日ピーマン肉詰めに付け合わせたら美味しかった。ありとあらゆるお肉料理の付け合わせに使えるので、スウェーデンにおけるリンゴンベリーのようなポジションなのかな。
デンマークだけでなく、ドイツでもおなじみの料理です。ドイツではソーセージのお供だそう。隣国だけに食文化が似ていますね。北欧の中でもデンマークは文化がやっぱり大陸寄りだなあ、と思うことがしばしばあります。