東京で北欧を巡る3日間(4月8日&9日)
4月8日は上野の美術館へ
さて、前編から少し間が空いてしまいました。1週間前なのに、すでに記憶が曖昧になりつつある自分が怖い。4月7日から9日まで東京に滞在し、主に“東東京”の北欧スポットを巡ってきた話の後編です。
4月8日、この日は東京都美術館で開催されていた『スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき』展を見に行きました。実は今回の旅の主目的は、この展覧会。その話を実家の母にすると、「私も行きたい」とのこと。さらに後日、叔母も行くと連絡があり、結局3人で行くことになりました。
母と叔母とは上野駅で待ち合わせ。上野は美術系の高校生の時から通いなれた場所。東京都美術館は美大生時代に大学合同展覧会をした思い出の場所です。それにしても変わったねー、上野駅周辺!イラン人が変造テレカを売り、似顔絵描きが客引きをし、浮浪者の段ボールハウスが並んでいた時代から知っているので感慨深い。
あの頃の雑多で危うい雰囲気から様変わりし、オシャレなカフェを横目に歩み都美館(とびかん)へ。

展示は、いかにも北欧らしい冷たい空気感のある風景画からスタート。一方で、スウェーデンを代表する画家 カール・ラーション が描く自宅の室内や家族の姿は、驚くほどあたたかい。さらに、フランスで学んだという画家たちの作品には印象派の影響も感じられて、「こんな絵がスウェーデンでも描かれていたのか」と新鮮な驚きもありました。

絵が好きな叔母と感想を言い合いながら鑑賞すると何倍も楽しめます。ひとつひとつ眺めているうちに、今年は世情や円安なので諦めていた北欧への旅なのですが、やっぱり行きたい気持ちが沸き上がってきました。

ミュージアムショップにはマンガ『北欧ふたりぐらし』の展覧会オリジナルグッズがありました。

『北欧ふたりぐらし』には2度レシピ提供をしたことがあり、作者のだたろうさんには今年の「関西北欧新年会」でお会いしたご縁があります。様々なグッズがありましたが、迷わずお菓子を描いたデザインのクリアフォルダとメモ帳を購入。

2時間ほどかけてじっくりを鑑賞したあと、出入り口付近でJosanさんにバッタリ。北欧フォーク音楽にとても詳しい方で、この日も館内で行われていた北欧音楽の演奏を聴きに来ると聞いていたので、もしかしたら会えるかも、と探していたので嬉しかったです。

お昼ご飯を食べたら、母と叔母と別れ、いわゆる谷根千(やねせん)をブラブラしながら谷中から千駄木に移転した川上麻衣子さんのお店「SWEDEN GRACE」へ。ところが残念ながら臨時休業!こんな事なら浅草でノルウェーのカフェ「フグレン」に行けばよかったなあ……と後悔しつつ、あまりの寒さに負けてホテルに戻って一日を終了することにしました。
4月9日はスウェーデンカフェへ
東京最終日の4月9日はこの東京旅のもう一つの目的地「オーテルトウキョウ」です。オーテルトウキョウは江東区の大島にあり、私にとって江東区は未踏の地。
ホテルのチェックアウトが11時と遅めだったので、ゆっくりと過ごしてから歩いて15分ほどの場所にある「サクラホテル 日暮里」のカフェで早めのランチ。外国人旅行者に人気のホテルで、このカフェでは様々な国の料理が食べられます。私が選んだのはサバサンド。トルコ料理ですが、これは日本最大のサバ輸入国ノルウェー産だと暗示をかけながら食べました。ちなみに日本のサバの50%はノルウェーからだとか。

食べ終わってから、谷根千を再びぶらぶらして、地下鉄でオーテルトウキョウのある東大島駅へ。駅からオーテルトウキョウへは少し歩きます。滞在中は運悪く体温が奪われるほど風が強い日が続き、この日も上着の前をしっかりと抑え、寒さに震えながら歩いたので、お店が見えた時はホッとしました。

テラスからは花の咲き誇った花壇が見えるのですが、風の強さに断念。

店内でカフェオレとカルダモンロールを注文。カルダモンロールはスウェーデンの味を思い出す、目の詰まったむっちりとした食感でとても美味しい!

店内もスウェーデンのカフェを思わせるインテリアで、公園の広々とした風景と相まって、自分がどこにいるのか分からないくらい。

やっぱりスウェーデンに行きたいなあと思いつつ、東京遠征の旅は終了。
普段東京に行くときは実家に行きやすい西東京の方に宿泊するのですが、今回初めて東東京に宿泊し、すっかり気に入りました。次も機会があれば東京下町に拠点に新しい北欧のお店巡りをしてみようかと思います。
