今日の10月4日はスウェーデンのシナモンロールの日!
今年はいつもと違うシナモンロールを作りたいなとスウェーデンのサイトを検索していて目に留まったのが「Kanelbullar med vaniljkräm」。直訳すると「シナモンロール with カスタードクリーム」。全然日本語ちゃうやん、という突っ込みが聞こえてきそう。
スウェーデンには「Solbullar」というカスタードクリームを真ん中に入れた菓子パンがあり、それとシナモンロールを合体させたハイブリッドです。

生地はいつも通り「基本の菓子パン生地」を使います。今回の成形はひも状に切ってねじり、渦巻きに巻く形。その中心にカスタードクリームを乗せて焼き上げます。カスタードクリームには市販の素を使用しました。というのも、スウェーデンのお菓子名人のお母さんから「ハッロングロットルの隠し味はカスタードの素」と聞いて、いつか作ろうと専門店で500gもある大きな袋を買ったのはいいのですが、実はまだ試せておらず、ちまちま他のお菓子に使って頑張って減らしているものの、気づけば賞味期限が相当やばい、というか過ぎている。
今回このカスタードシナモンロールを選んだ理由の一つがこのカスタードの素消費目的もあったと言う訳です。もちろんカスタードクリームを手作りしたい方には、電子レンジで作る簡単なカスタードクリームをレシピの最後に紹介しています(そっちの方が美味しいし)。

それでは、レシピです。「美味しい」と「美味しい」が出会ったハイブリッド菓子パンはこちらからどうぞ。

カスタードシナモンロール
材料
パン生地
- 牛乳 180㏄
- 溶き卵 20g
- ドライイースト 4g
- 砂糖 40g
- 塩 小さじ½
- 粗挽きカルダモン 小さじ1~2
- 強力粉 200g
- 薄力粉 100g
- バター(またはマーガリン) 50g 室温で柔らかくする
フィリング
- バター(またはマーガリン) 36g 室温で柔らかくする
- 砂糖 大さじ3
- シナモンパウダー 大さじ1
- カスタードクリーム 150g 市販の素または手作り※ヒント参照
トッピング
- 溶き卵 適量
- パールシュガー(またはグラニュー糖) 適量
作り方
- ボウルに約40℃に温めた牛乳とドライイーストを入れ、泡立て器で混ぜる。砂糖、塩、カルダモン、溶き卵を順に加えてよく混ぜる。
- 強力粉と薄力粉を3回ほどに分けて加え、そのつど混ぜる。生地が重くなったら手でこね始める。全体がまとまったらバターを加え、さらにこねる。
- 生地を台に出し、約15分ほどなめらかになるまでこねる。ボウルに戻しラップをかけ、33℃前後の場所またはオーブンの発酵機能で約40分、2倍の大きさになるまで一次発酵させる。
- 発酵した生地を軽く押してガスを抜き、ラップをかぶせて10分くらい休ませる。
- 生地を30×40cmの長方形に伸ばし、フィリングを混ぜて全体に塗る(長辺1cmほどは残す)。長辺を持ち上げて半分に折る。
- 生地を4cm幅に10本切り分ける。各生地の中央に切り込みを入れて広げ、ねじってから端から渦巻き状に巻く。クッキングシートを敷いた天板に並べ、33℃前後で約30分、1.5倍になるまで二次発酵させる。
- 発酵後、中心を指でへこませ、カスタードクリームを大さじ1ずつのせる。周囲に溶き卵を塗り、パールシュガーを振る。
- 200~220℃に予熱したオーブンで8~10分焼く。焼き上がったら網の上で冷ます。
動画
ヒント
- 卵黄 … 1個分
- 砂糖 … 25g
- 薄力粉 … 大さじ1
- 牛乳 … 100ml
- バター … 5g
- バニラエッセンス … 適量
- 耐熱ボウルに卵黄と砂糖を入れ、白っぽくなるまで泡立て器で混ぜる。
- 薄力粉をふるい入れて混ぜ、牛乳を少しずつ加えながら溶き混ぜる。
- 電子レンジ(600W目安)で30秒加熱し、取り出してよく混ぜる。これを3回繰り返し、合計約2分加熱する。
- とろみがついたら熱いうちにバターを加えて混ぜ、仕上げにバニラエッセンスを加える。
- 表面にラップを密着させ、保冷剤をのせて冷やす。
コーヒーと一緒に楽しむフィーカはもちろん、朝食にもおすすめのカスタードシナモンロール。ぜひお試しください。
