SASで食べたライ麦パンを作ってみた

4月にSAS(スカンジナヴィアエアライン)で羽田からデンマーク経由でスウェーデンに行ってきました。現地でも色々食べたので、そのうちレシピを考えてアップしますね。

その第1弾というか、実はSASの機内食で食べたライ麦パンがとても美味しかったのです。

デンマークのライ麦パン、Rugbrød(ルブロ)よりも色が白っぽく、甘味があり、酸味が少ない。しっとりしていて柔らかめ。生地に入っている種類のプチプチ感がいい。

「美味しいですね。」とクルーさんに伝えると「ホテルで食べて下さい」と沢山下さいました。なにせまだまだ乗客が少なく、数えるほどだったのでサービスが良くなっていたみたい。通常はこうはいかないですよね。

これは日本でも食べてみたいなあと再現しようとレシピを探しました。本格的なライ麦パンは面倒なので、出来るだけ簡単なレシピを。そこでスウェーデンのレシピサイトにあった「Dansk rågbröd(スウェーデン語で「デンマークライ麦パン」)」がイースト発酵と手軽だったのと、シロップを入れる甘いタイプという点、ヒマワリの種を入れる点がSASで食べたパンに似ていたので、それを参考に材料や分量を調整して作ってみました。

まず、手に入らないサワーミルクをヨーグルト+牛乳に変更し、手に入りにくいフラックスシード(上の写真のパンの断面に見える小さいこげ茶の種)を胡麻で代用しました。パン用シロップはモラセスシロップに。分量は半分にして、パウンドケーキの型で作れるようにしました。

少しずつ変えながら作って試作3回目のパンがこちら。結構近いものが出来たし、美味しかったのでこれで完成とする!

それでは、レシピです。

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SASで食べたライ麦パン

用意するもの

  • 750ml入るパウンド型(0.5斤)

材料

  • 牛乳 100㏄ 40℃くらいに温める
  • ドライイースト 4g
  • モラセスシロップ 大さじ2½ 黒蜜やはちみつでも可
  • 塩 小さじ½
  • 溶かしバター 大さじ1(約12g)
  • サラダ油 小さじ2
  • プレーンヨーグルト 100cc
  • 強力粉 90g
  • ライ麦粉(粗挽き~中挽き) 110g
  • アニスシード 小さじ1 粉末でも可
  • フェンネルシード 小さじ1 粉末でも可
  • ヒマワリの種 100㏄
  • ごま 50cc

作り方

  • パウンド型にクッキングシートを敷いておく。
  • 40℃くらいに温めた牛乳とドライイーストを大き目のボウルに入れへらでかき混ぜる。
  • 残りの材料を順に加えへらでかき混ぜる。
  • ボウルの中で手で200回くらい捏ねる。捏ね上がりはベタベタした生地になる。
  • スケッパーなどで生地をボウルの中心に集め、ラップをして暖かい場所、あるいはオーブンの発酵機能で30分~45分発酵させる。
  • 生地を型に入れきれいにならす。ラップをして暖かい場所、あるいはオーブンの発酵機能で型の縁まで発酵させる。時間ではなく大きさをみる。目安としてオーブンの発酵機能なら45分くらい、室温なら1時間半から2時間くらい。
  • 表面を霧吹きなどで濡らす。手で濡らしてもよい。あればオートミールを表面に振って軽く押さえて貼り付ける。
  • オーブンを200℃に予熱し、180℃に下げて50分から1時間焼く。ファンオーブンなら160℃。
  • 焼き上がったら型から出し、布巾で包みひっくり返して網の上で冷ます。完全に冷めたらビニール袋に入れ翌日まで置く。

動画

ヒント

スパイスは1種類でもいいですし、お好みのスパイスでもいいです。
今回はヒマワリの種とカボチャの種のミックスを使いました。
亜麻の実(フラックスシード)があればごまに替えて使って下さい。

食事系サラダに添えたり、チーズやマーマレードでも美味しいです。前日に作ったポテトサラダがあったので乗せて食べました。

バターを塗るだけでもいいです。

今日のお昼にはフィンランドの燻製魚のサラダと食べました。スープにもいいでしょう。

色々な料理にも合うので便利と思います。ぜひ作ってみて下さいね!

スウェーデンのサイトで見つけた「デンマークのライ麦パン」です。デンマークに同じレシピがあるかは調べていないので分からないですー。

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