本職サイトで2014年にアップしたフィンランドのチョコレートケーキを分量を半分にしてレシピを見直しました。1980年代にフィンランドで流行したチョコレートケーキです。正式な名前は『Nina Lincolnin jäädytetty suklaajuustokakku(ニナリンコルニンヤーデュテットゥスクラーユーストカック)』
フィンランド語長いよ!
日本語に訳すと『ニナ・リンコルン風 冷たいチョコレートチーズケーキ』。ニナ・リンコルンは60年代にモデルとして活躍したフィンランド人でF1レーサーのヨッヘン・リントの妻でした。そのニナから伝わったケーキなので、彼女の名前が付けられています。ニナはこのケーキを「一番美味しいチョコレートケーキ」と言ったそうです。
詳しいエピソードは下記リンク先をお読みくださいね!
このケーキを初めて頂いたのはヘルシンキの人気レストランKosomos(コスモス)。これがKosmosで出された時の写真。Kosmosには2007年と2012年に2回行きましたが、この写真は2012年のときです。念のため調べると、今でもメニューに載っていました。もし行かれることがあれば是非ご堪能ください。
一見難しそうですが、基本的には混ぜるだけと、難しいテクニックは必要ありません。小さめに分量を減らしたので、オリジナルサイズよりは扱いやすいでしょう。
倍量で作る場合は直径18cmの型を使って下さい。また、生クリームは250ccまで増やしても大丈夫です。
それではレシピをどうぞ。
フィンランドのチョコレートチーズアイスケーキ
用意するもの
- 直径15cmの底が取れるケーキ型
材料
底
- 全粒粉ビスケット 40gくらい
- バター 20g 溶かす
生地
- ダークチョコレート 100g
- クリームチーズ 100g
- 砂糖 50g
- 卵 1個 卵白と卵黄に分ける
- バニラエッセンス 数滴
- 生クリーム 100cc
- 砂糖 25g
作り方
底を作る
- 底の取れる直径15cmの型を用意する。ビスケットを細かく砕き、溶かしたバターを合わせて、ケーキ型の底に敷く。
生地を作る
- チョコレートを湯煎で溶かす。卵白と卵黄を分ける。
- クリームチーズと砂糖50gを良く混ぜる。卵黄を入れて更に混ぜる。混ざったら溶かしたチョコレートを入れて混ぜる。
- 卵白を角が立つくらいしっかりと泡立て、砂糖25gを入れて混ぜ、生地に加えてゴムベラで泡をつぶさない様に混ぜ込む。
- 生クリームを八分立てにし、生地に混ぜる。出来上がった生地を型に入れ、冷凍庫で一晩凍らせる。
ヒント
お客様がご主人へのバレンタインにこのケーキを作ったところ、大好評で毎年作ることになったとか。「難しくないですよね?」と確認すると「はい、難しくないのですが、ボウル沢山使って、洗い物が多いです」。
確かに…。今回は一つ終わったら洗いながら作業しても、ボウルが3個必要でした。作っている途中でボウル探しに大慌てしないように、それだけは念頭に置いて下さいね。
今回苦労したのが底に使うビスケット探し。オリジナルではダイジェスティブビスケットだったのですが、どこにも売っていません。調べるとダイジェスティブビスケットの帝王「マクビティ」と明治とのライセンス契約が2019年8月末終了していたのでした。その後モントワールがライセンスを引き継いだらしいのですが、全然普及していないっぽい(少なくとも我が家の近くでは)。
という訳で、今回使ったのは森永の『全粒粉仕立てのビスケット』。マクビティよりあっさりしていますが、ザクザクしていて美味しかったです。お値段も手ごろだし、チーズケーキの土台は次からはこれかなあ。
殺人的な猛暑が続いています。材料はネットスーパーですませて、おうちでアイスケーキ作って、おうちで食べるのもいいかも!
買ったクリームチーズが200gで100g余るので、生クリームも200ccのを買って、残りでバスクチーズケーキを作りました。