1回目の空飛ぶヤコブさんドリア、2回目のレムラードソースに続き、モニター企画第3弾です。
今回は明治のヨーグルト。条件はヨーグルト漬け、あるいはヨーグルトスイッチを作ること。ヨーグルト漬けは食材はヨーグルトに漬けこむ料理、 ヨーグルトスイッチは通常使う食材をヨーグルトに変えることだそうです。
そしてヨーグルトの隠れ技を使って「家族で楽しむファミリー・パーティーレシピ」を作ること。
ヨーグルト漬けも面白そうだったのですが、長年の悩み解決のために生クリームをヨーグルトスイッチで代用することにしました。
というのも、北欧のお菓子に生クリームを泡立てたホイップクリームはつきもの。ホイップクリームは砂糖を入れないのでお菓子にたーーーっぷりと乗せるのがお決まり。何度もそのようなお菓子を出されてつくづく思ったのは「ホイップクリームは飲み物」。お菓子をクリームの水分で飲み込んでいる感じがします。
実は私は20代のころからクリームが苦手でシフォンケーキでも脇に置いて食べなかったのに加え、年と共にますますつらくなってきています。そして、なんといってもカロリーの高さも気になり、食べながら罪悪感に襲われる始末…。
ただ北欧のお菓子にはクリームが不可欠なものもあり、悩ましいところでしたが、ヨーグルトに置き換えれば、さっぱりだし低カロリーになっていいんじゃないかな。というわけで仕上げのホイップクリーム必須のデンマークの定番お菓子『Æblekage』を作ってみました。 Æblekageは直訳するとリンゴケーキ。でもオーブンを使いません。
写真のように煮リンゴと、キャラメライズしたパン粉を重ね、生クリームをもりもりと乗せるのが作り方。この生クリームをヨーグルトで代用してみました。まずはヨーグルトクリームの作り方。
ヨーグルトクリーム
材料
- 無糖ヨーグルト 400g
- 生クリーム 50cc
作り方
- キッチンペーパーなどを敷いたザルにヨーグルトを空け、ザルごとボウルなどに乗せて一晩置き、半分の200gまで水を切る。
- 水を切ったヨーグルトに生クリームを混ぜる。
- かき混ぜると泡立てなくてもホイップクリームのようになります。
ヒント
ヨーグルトクリームができたので、それでは煮リンゴとカラメルパン粉を作りましょう。
デンマークのアップルケーキ
材料
煮リンゴ
- 酸味の強いリンゴ 600gくらい
- グラニュー糖 大さじ2
- 水 50cc
カラメルパン粉
- パン粉 150cc
- グラニュー糖 大さじ4
- バター 30g
作り方
煮リンゴを作る
- リンゴの皮と芯を取り除き、小さく切る。
- 琺瑯かテフロン加工の鍋に切ったリンゴを入れ、水とグラニュー糖を加え、柔らかくなるまで煮る。
カラメルパン粉を作る
- フライパンにバターを溶かし、グラニュー糖とパン粉を入れる。焦げないように気を付けながらカラメル色になるまで炒める。
仕上げる
- 器にリンゴ、パン粉、リンゴ、パン粉の順で重ね、最後に作っておいたヨーグルトクリームを乗せる。
ヒント
煮リンゴとカラメルパン粉の層に作っておいたヨーグルトクリームを乗せて…。
現地では酸味の強いリンゴを使い、更に酸味の強いカラントジャムを乗せることもあるほどですが、果物でお菓子を作る文化が薄い日本では紅玉ですらあまり酸っぱくない。やはり酸味がないと味が締まらないので、今まではレモン汁をかけていたのですが、今回はヨーグルトに酸味があるのでレモン汁なしで作ってみました。
うん、美味しい!
ヨーグルトの酸味とフィリングの甘みの調和、カリカリのパン粉の食感がいい!ホイップクリームもりもりのデザートが罪悪感薄くなって美味しさもアップです。
アップルケーキはデンマークではスーパーに行けば出来合いの煮リンゴとカラメルパン粉がセットで手に入るくらい、大人も子供も大好きなデザート。日本では出来合いはありませんが、煮リンゴとカラメルパン粉をあらかじめ作っておけば当日ちゃっちゃと作れます。時間のかかるパーティー料理を作ったらデザートくらいは簡単にしたいもの。小さな器に作ってもいいし、大きな器に盛りつけて、最後にヨーグルトクリームを乗せて仕上げたらテーブルの真ん中へ。ワイワイ言いながら皆さんですくって食べてくださいね。
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