緊急セムラを作る会(スコーレブローもね)

2週間くらい前にノルウェーのスコーレブローを作った時、スコーレブローがどうして学校パンの意味なのかノルウェー語翻訳&通訳の青木さんに質問したことがありました。

この会話には続きがありました。実は私はノルウェーでスコーレブローを食べたことがないので、正解かどうか味見を兼ねてうちで一緒にスコーレブローを作りませんか、となったのです。

たまたまスコーレブローを作る日の前日がNHK『グレーテルのかまど』のセムラ回だったので、緊急にセムラも作ることに。青木さん以外に、北欧食材のアクアビットジャパンの福北さん。そして北欧雑貨Studio101の斎藤さんにも声を掛けたら、当日いきなりだったのに来てくれました。

というわけで、スコーレブローとセムラを作る会が緊急開催!

捏ねて発酵が終わったスコーレブローの生地の中心にカスタードクリームを入れる穴を空けます。ワインやビールをちびちびやりながらの作業(飲めない人はノンアルワイン)。隣りに映っているグラスはそのためのものです。

そんな私たちを見学をする猫営業部長。

手分けしてスコーレブローの穴にカスタードを詰めていきます。

詰まりました。

一方こちらは同時進行していたセムラ。

スコーレブローとセムラが同時に焼きあがりました。今回はどちらも10個に分けて小さ目サイズにしました。

粗熱が取れたスコーレブローにはアイシングをしてココナッツファインをまぶします。

その傍らでパンの中身をくりぬくセムラ担当。

セムラの穴にアーモンドペーストを詰めます。

準備万端。

今回はセムラは仕上げずに持ち帰ってもらうので、この場で食べる3個だけに生クリームを挟んで仕上げました(粉砂糖を振りかけるのを忘れる痛恨のミス!)

仕上がったスコーレブロー。

そしてセムラ。

3時ごろにスタートして、全部終わったのが6時ごろだったかな。パンは発酵時間があるし、今回は焼きあがってから冷めるのを待って仕上げなければいけないのでちょっと時間がかかりました。お疲れさまと、夕食にフィンランドのマカロニラーティッコを作りました。

IKEAで買ったイースターの飲み物も(コカ・コーラにとっても似ている)。

アクアビットジャパンさんからは試作品のスモークニシンと最近力を入れている干し鱈を使ったポテトサラダの差し入れ。試作品のニシンは製品化されるかどうか未定ですが、スモークの香りが良く味も良かったです。

アクアビットジャパンさんのニシンの酢漬け。これは本当に美味しい定番。私もついでにとお願いして福北さんに2種類を持って来てもらいました。

食後のデザートはみんなで作ったセムラとスコーレブロー。

途中、砂糖を塩を間違えるとか、水分量を間違えたのか生地がまとまらないとか、スコーレブローの底に穴が開いたとか、ハプニング続出でしたが、なんとか最後まで行きました。色々あったけれど、美味しく出来て良かった。

人に会って話すのが、こんなに楽しいというのを発見できたのは、今の時代のおかげかも知れません。

それぞれのレシピは下記をご覧ください。

ところで、グレーテルのかまどのセムラでは生地にフレッシュチーズの代用にヨーグルトを入れていました。ルッセカットの生地にフレッシュチーズを入れるのはしばしば見るのですが、セムラでは今まで一度も見たことがありません。どのレシピを参考にしたのか気になります。

同番組内で紹介されていたサンナさんもセムラのレシピ動画を公開しています。彼女は膨張剤の鹿角塩(スウェーデン語:Hjorthornssalt / 英語:Ammonium carbonate)を使っています。鹿角塩は日本では入手困難なのでベーキングパウダーやベーキングソーダを代用に使います。私のレシピではベーキングパウダーを使っているので、是非比べてみて下さい。

Sanna’s Semla from Homegrown Swedes on Vimeo.

あ、そうだ!スコーレブローが正解かどうか青木さんに尋ねると「今まで食べたskolebrødの中で一番、美味しかったよー。真面目に!」と。これって正解なの?不正解なの?

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