材料さえあれば、ちゃっちゃと作れるスウェーデンのお料理、Korvstroganoff(コルヴストロガノフ)です。コルヴとはスウェーデン語でソーセージの事。ストロガノフと言えば、泣く子も黙るロシア料理の代表。きっとロシアの影響を受けたお料理でしょうね(調べてない)。
確かにちゃっちゃと作れますが、その材料に問題あり。スウェーデンではFalukorv(ファルコルヴ)というファールン地方発祥の大きなソーセージを使います。写真はWikipediaから。ちょっと見た目魚肉ソーセージっぽい。ちなみにオレンジ色の皮は剥きます。
代用を調べるとボロニアソーセージが似ていると。ボロニアソーセージといえば、子供の頃は毎年お歳暮で届いて、適当な厚みに切ってフライパンで焼いてウスターソースをかけて食べたっけ。ウスターソースは酸っぱくてあまり好きではなかったのだけど、焼いたソーセージには合うんですよね…ってか、ボロニアソーセージって普通にスーパーに売ってる?なにせ、このサイトの裏コンセプトは「出来るだけ近所のスーパーで手に入る物で作る」。
ボロニアソーセージに似たもので近所のスーパーでも手に入る物……ランチョンミート、つまりスパムだな。調べるとスパムは別名ソーセージミート。どうやら家庭で作っていたソーセージから現在の缶詰の形になったらしい。絶対サミットにボロニアソーセージないし、もう、いいやん、スパムで。と、家からスーパーまでの道のり10分で考えた。
ファルコルヴの代用のボロニアソーセージの代用のスパム。離れているのか、近づいているのか、ファルコルヴを食べた事がないから分からないけれど(今度スウェーデン行ったら食べます)、何はともあれ、いってみよー!
ソーセージストロガノフ
用意するもの
- 大体似てりゃあいいやという気持ち
材料
- ランチョンミート(スパム) 1缶(340g)
- 玉ねぎ 1個
ソースの材料
- 生クリーム 200cc
- 水 100cc
- トマトペースト 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- マスタード 小さじ1
- 塩コショウ 適量
作り方
- ランチョンミートは太目の拍子切り、玉ねぎはみじん切りにする。
- 深みのあるフライパンに油を適量熱し、ランチョンミートを焼く。炒めるというより、あまり動かさないでじっくり焼きつけた方が美味しい。
- ランチョンミートに焼き目が付いたら玉ねぎを加え、しんなりするまで炒める。
- フライパンに、塩コショウ以外のソースの材料を加え、弱火で10分ほど煮る。
- 味見をして、塩コショウで味を調える。(塩はいらないかも。)
- 固めに炊いたご飯にかけて頂く。
動画
ヒント
トマトクリームって間違いないですよね。トマトから出る少しの酸味と生クリームのこってりが中和して美味しい。硬めのご飯の方が合うので、今回は白米と玄米を混ぜたご飯にしました。
「今日のお昼はソーセージストロガノフです」と夫に出したら一口食べて「柔らかい!」と驚かれました。ソーセージの名前からシャウエッセンのような食感を期待していたのかも。でもスパムだもんね。ファルコルヴも調べると『柔らかい』とあったので、シャウエッセンのようなのとは違うと思う。食べたことないから知らんけど。知らんけど、スパムバージョンも美味しかったよ!
大体、こんな感じじゃないの、というソーセージストロガノフでした。ボロニアソーセージが手に入る方は是非そちらで作ってみてください。その際は400g使って、そのほかの分量は同じです。
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