日本で北欧のシナモンロールと言えば、映画『かもめ食堂』の影響でフィンランドを真っ先に思い浮かべる方が多いように思います。でも実際はシナモンロールの発祥はスウェーデンと言われています。
フィンランドのシナモンロールはコルヴァプースティという、この写真にある真ん中が潰れた形が映画にも登場しましたね。
スウェーデンではフィンランドのような形はなく、IKEAで売っているようなグルグル巻いて輪切りにした渦巻型がお店でも家庭でも良く作られています。
最近、スウェーデンのオシャレなカフェでは最初の写真にあるようなボールの形が人気です。一見難しく思えますが、コツさえつかめば案外簡単。作り方を分かりやすいように動画にしましたのでご覧ください。
なお、スウェーデンではこの数倍の量で作業テーブルいっぱいに生地を広げて長い一本で作るのですが、日本の家庭に合わせて少ない量できれいに成形する方法を考えました。
シナモンロール
分量 10 個分
材料
生地
- 牛乳 180cc
- ドライイースト 小さじ2
- 砂糖 40g
- 塩 小さじ½
- 粗挽きカルダモン 小さじ1 なければ粒のカルダモンを粗く刻む
- 強力粉 140g
- 薄力粉 140g
- バター(マーガリンでも可) 50g
フィリング
- バター(マーガリンでも可)大さじ3(約35g)
- 砂糖 大さじ3
- シナモンパウダー 大さじ1
トッピング
- 溶き卵
- パールシュガーあるいはスライスアーモンド適量
作り方
- 牛乳を40度くらいに温め、ドライイーストを加え混ぜてしばらく置いたら、分量の砂糖、塩、カルダモンを加えて混ぜる。
- 1)に小麦粉(強力粉+薄力粉)の半量を入れ泡立てで混ぜ、残りの小麦粉を少しずつ加え混ぜ、ある程度混ざったら泡立てを手に変えて捏ねる。ある程度捏ねたら分量のバターを加えボウルの縁に引っ付かなくなるまで捏ね(5分くらい)て丸める。
- 2)に布をかぶせオーブンの発酵モード、または室温で1時間くらい、あるいは1.5倍くらいに膨らむまで置いておく。発酵させている間にフィリングを作る。分量のシナモンと砂糖と室温で柔らかくしたバターを混ぜペーストを作る。
- 生地が発酵したら30cm×40cm位に延ばす。生地の上に3)を塗る。
- 好きな形に成形し、天板に並べ乾いた布をかぶせて、 オーブンの発酵モード、または室温で45分くらい、あるいは1.5倍くらいに膨らむまで置いておく。
- 発酵が終了したら上に溶き卵を塗り、パールシュガー(アーモンドスライス)を飾る。200~220度に予熱したオーブンで8~10分焼く。
シナモンロールの巻き方は他にも色々あります。バリエーションをご覧になりたい方は下記リンク先からどうぞ。