スウェーデンのお正月はピザの日

『北欧のおやつとごはん』のインスタグラムでは北欧各国の料理関係のアカウントをフォローしています。今朝インスタグラムをあけてみると、スウェーデンのアカウントがこぞってピザをアップし「今日はピザの日ですね」なんて書いています。

不思議に思って調べてみると、公式にピザの日となっているわけではないのですが、スウェーデンではお正月にピザを食べる人が多いのだとか。はっきりとした理由は分からないのですが、多分日本人がお節料理に飽きてカレーライスが食べたくなるように(いささかCMの影響が強いですが)クリスマス料理に飽きてピザが食べたくなるんじゃないかしら。買ってくるだけで簡単ですしね。

写真を見ているとピザが食べたくなったので急遽作ることにしました。うちの夫はなぜかいつもトマトソースを作り置きしているので、トマトソースは冷蔵庫にあります。ピザ用チーズも常備。具は、夫が正月にお酒のつまみ用に買ったスパイスソーセージがありました。あと、ストック棚からオイルサーディン。

ピザの土台は材料が揃っているので生地から作りましょう。生地はホームベーカリーについていたレシピをもとにアレンジしました。美味しかったので備忘録代わりに書きますね。

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ピザ生地

材料

  • 薄力粉 100g
  • 強力粉 150g
  • 塩 小さじ1
  • ドライイースト 小さじ1
  • 砂糖 小さじ1½
  • 水 140cc
  • オリーブオイル 25cc

作り方

  • 大きめのボウルに粉類を入れて混ぜ、中央を窪ませる。
  • 中央の窪みにオリーブオイルと水を入れる。水は一度に全量入れないで様子を見ながら入れる。
  • ボウルの中身を木べらでよく混ぜ、打ち粉をした台にあけ、10分くらい手で捏ねる。
  • 生地がなめらかになったらボウルに戻し、カバーをして1時間から1時間半、あるいは倍の大きさになるまで発酵させる。
  • 生地を取り出して2等分にして丸め、きつく絞った濡れ布巾で覆い、15分休ませる。
  • 打ち粉をした台で生地を好みの厚さに伸ばす。私は厚目が好きなのですが、夫が薄めが好きなので、今回は薄く伸ばしました。
  • トマトソース、チーズ、具を乗せて、250℃に予熱したオーブンで6~8分焼く。

ヒント

厚目の生地の場合は200℃で10分~15分焼いてください。

こちらはオイルサーディンのピザ。

パッケージを捨てようと手に取ってみると、ノルウェーに所縁のあるブランドでした。昨日はノルウェーサーモンのお雑煮、今日はノルウェーイワシのピザ。

偶然にも今年はノルウェースタートですね。

ところで、2019年に調査した西スウェーデンの人気ピザベスト5はこちら。

  1. ヴェスヴィオ
  2. ケバブ
  3. マルゲリータ
  4. ハワイアン
  5. カプリチョーザ

1位のヴェスヴィオが良くわからないのですが、サラミのピザなのかな。2位のケバブがいかにもスウェーデン。ケバブピザはスウェーデン生まれ。その名の通りケバブが乗ったピザです。スウェーデンにケバブ屋は多く、なぜかピザ屋も兼ねている場合が多い。理由は分からないのですが、夫の推測では「どちらもオーブンを使うからかなあ」と。まあ本当のところは分かりませんが、そんな中でケバブピザが生まれたのは自然な流れなのかも。

今日はスウェーデンでケバブピザを食べている人が沢山いそう。ケバブピザ、絶対に食べきれないと思うので注文する勇気はないのですが、機会があれば一切れだけでも食べてみたいです。

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