アーラのチーズで楽しむ冬のごちそうコース料理

2025年の締めくくりに、チーズで楽しむ冬のコース料理

昨年11月からスタートした、デンマーク王室御用達ブランド「アーラ(Arla)」のアンバサダー企画。今回でついに14回目、そして2025年最後の投稿となりました。

アーラさんからのテーマは『2025年を締めくくるレシピ』。アーラチーズラインナップ(詰め合わせ)を使用して1年の最後を祝うようなレシピを作って下さい、というもので、5種類ものチーズを送って頂きました。全部使わなくても、無理なら1種類でもいいですよ、とおっしゃっていただいたので、こうなったらモリモリ使っちゃおうと、そのうち4種類を使って冬のご馳走コースを作りました。

冬に美味しくなる食材を利用しながら、どれも手に入りやすい材料で作れるのに、食卓が一気に華やぐ献立になります。

それぞれのメニューの内容をどうぞ。

冷たい前菜:桃缶とクリームチーズペッパーのサラダ

最初の一皿は「アーラクリームチーズ ペッパー」を使い、コクとスパイシーさを引き立てる、桃のサラダ。1年を通して手に入りやすく、リーズナブルな桃缶を使います。果物の甘みとチーズの塩気は実は黄金コンビ。黒こしょうを効かせて、デザートではなく“ちゃんとした前菜”の表情に仕上がります。
年末年始の華やかな食卓にもぴったりの軽やかなスタートです。

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桃缶とクリームチーズペッパーのサラダ

分量 2 人分

材料

  • 桃缶(半割)3~4個
  • キャステロ クリームチーズ ペッパー 40〜50g
  • ミックスサラダ 1袋
  • くるみ(あれば)大さじ1(粗く刻む)
  • 粗挽き黒こしょう 少々

ドレッシング

  • サラダ油 大さじ2
  • 米酢 小さじ2
  • 桃缶のシロップ 小さじ2
  • 塩・こしょう 適量

作り方

  • ミックスサラダは冷水に通してパリッとさせ、水気をしっかり切る。
  • 黄桃をひと口大に切る。
  • ドレッシングの材料を混ぜ、味を調える。
  • 器にミックスサラダを盛り、黄桃と胡桃を散らす。クリームチーズをスプーンですくって所々に乗せ、仕上げに黒こしょうをひく。

温かい前菜:椎茸のブルーチーズ詰め

次は、オーブンまたはオーブントースター任せで簡単にできる焼き前菜。実はこれは知人のデンマーク人お勧めのレシピです。「アーラのアンバサダーを始めたよ」と話した時も「今回こんなテーマなんだけどアイデアある?」と聞いたときも、毎回なぜかこれを提案されるので、満を持しての登場。

大きめの椎茸に「キャステロブルー スライス」を詰めて、パン粉をのせて焼くだけ。ブルーチーズの塩味と旨みがじゅわっと広がり、椎茸の旨味との相性も抜群です。表面のカリッと焼けたパン粉、そして仕上げのパセリの香りが、冬の食卓に温かみを添えてくれます。パセリはリゾットで使ったイタリアンパセリを使うと無駄がないです。

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椎茸のブルーチーズ詰め

分量 2 人分

材料

  • 椎茸 大サイズ 4個 小サイズ 6~8個
  • キャステロ ブルー スライス 40g
  • パン粉 大さじ6くらい
  • パセリみじん切り 適量

作り方

  • オーブンを200℃に予熱する。
  • 椎茸をペーパータオルで拭いてきれいにし、軸を取り除く。
  • オーブン用の容器に椎茸をかさを下にして並べ、ブルーチーズを詰める。
  • 約12分、椎茸が柔らかく色づき、チーズが溶けるまで焼く。
  • チーズの上にパン粉をひとつかみ振りかけ、さらに約8分、きつね色になるまで焼く。
  • 取り出してパセリを散らして温かいうちにいただく。

メイン:カマンベールリゾット サーモン乗せ

今回の主役ともいえる1皿は、アーラのカマンベールを溶かし込んだ濃厚なリゾットに、外はカリッと中はふんわり焼き上げたサーモンをのせました。

リゾットは難しいと思われるかも知れませんが、目を離しさえしなければ案外簡単。イタリア米を買わずとも日本のお米で作れます。カマンベールのまろやかさ+サーモンのコクの組み合わせで、特別な日のメインになります。
椎茸のブルーチーズ詰めで取り除いた“椎茸の軸”を無駄なく活用するところも、ちょっとしたポイント。

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カマンベールリゾット サーモン乗せ

分量 2 人分

材料

  • 生サーモン切り身 2枚(1枚約120g)
  • 塩・黒こしょう 適量
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 玉ねぎ(みじん切り) 100g
  • 無洗米 100g
  • 白ワイン 大さじ2
  • コンソメ 400ml コンソメ1個を分量の水に加える
  • アーラ カマンベールチーズ 1/2個(約60g)
  • 椎茸 約50g ブルーチーズ詰めで取り除いた軸も使うといい
  • (オプション)イタリアンパセリ(飾り用) 適量

作り方

  • 椎茸の笠は細かく刻み、軸は縦に裂く。サーモンに塩・こしょうで下味をつける。
  • 厚手の鍋にオリーブオイルを入れ中火で熱し、玉ねぎと椎茸を加えて2〜3分、玉ねぎが柔らかくなるまで炒める。
  • コンソメを作り熱々に熱しておく。
  • 米を加え、弱火で約5分炒めて油をなじませる。
  • 白ワインを加え、火を強めてアルコール分を飛ばしながら米に吸わせる。
  • コンソメをお玉2杯分加え、弱火に戻して炊く。水分が減り、表面に小さな穴が開いてきたら、コンソメをお玉半量ずつ加える。再び煮詰まったら同様に加える、という工程を繰り返し、米の中心にわずかに芯が残る程度まで、全体で15〜20分炊く。
    ※混ぜすぎると粘りが出るため、混ぜるときは鍋底を時々こそぐ程度にとどめる。
  • 炊いている間に、フライパンにオリーブオイル(分量外)を熱し、サーモンを中火で片面3〜4分ずつ、中心がほんのりピンクになるまで焼く。
  • 炊き上がったリゾットに、2cm角に切ったカマンベールを加えて混ぜ、塩・こしょうで味を調える。
  • 皿にリゾットを盛り、サーモンをのせ、パセリを飾る。

デザート:グラス入りチーズケーキ いちご添え

締めくくりは、火を使わずに作れるグラス入りのデザートです。
クリームチーズとヨーグルトの爽やかなフィリングに、砕いたクッキーの香ばしさがよく合います。カップの側面にスライスしたいちごを貼り付けてかわいさを演出。アーラのクリームチーズのなめらかさが活きる一品。前日から作っておき、当日はトッピングだけにすればいくらか時短になります。

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グラス入りチーズケーキ いちご添え

分量 2 人分

用意するもの

  • 250㏄程度入るグラス2個

材料

  • キャステロ クリームチーズ 100g
  • ギリシャヨーグルト 100g
  • レモン汁 小さじ1/2
  • ゼラチン 2g
  • 水 小さじ2
  • 砂糖 35g
  • クッキー 1~2枚 砕く
  • いちご 適量
  • (あれば)ミントやイタリアンパセリなどの飾り

作り方

  • ゼラチンを冷水に振り入れ、完全にふやけるまで5~10分ほど置く。
  • ボウルにクリームチーズ、ヨーグルト、砂糖、レモン汁を入れ、なめらかになるまで混ぜる。いちご6個は縦に約5mm厚にスライスし、中心に近い形のよい部分を選ぶ。
  • ふやかしたゼラチンを、約60℃のお湯で湯せんするか、電子レンジ(600W)で20秒ほど加熱して完全に溶かす。※加熱しすぎると固まらなくなるので注意する。
  • スライスしたいちごの片面に溶かしたゼラチンを少量つけ、グラスの側面に貼り付ける。残りのいちごはトッピング用に取っておく。
  • ボウルのクリームチーズ生地に、残りの溶かしたゼラチンを加え、手早く混ぜ合わせる。
  • グラスにクリームチーズ生地を静かに注ぎ、冷蔵庫で約1時間冷やし固める。
  • 残しておいたいちごを食べやすい大きさに切る。足りない場合は、好みの分量で追加してもよい。
  • 仕上げに砕いたクッキー、カットしたいちご、ハーブを飾る。

コース仕立てでも慌てず作れるよう、下準備と当日の流れを整理しました。

作る順番(おすすめタイムスケジュール)

前日までにできること

  • デザート(グラス入りチーズケーキ)
    トッピング前まで作り、冷蔵庫で冷やし固めておく。
    いちごは洗って水気をふき、冷蔵保存。

当日:調理を始める前の下準備

  • 温かい前菜(椎茸のブルーチーズ詰め)
    椎茸の軸を取り除き、ブルーチーズを詰めるところまで準備。
    軸は捨てずに取っておく(リゾット用)。
  • メイン(サーモン乗せカマンベールリゾット)
    サーモンに下味をつける。
    コンソメを作る。
    玉ねぎ、椎茸(軸も含めて)を刻み、他の材料も計量しておく。
  • 冷たい前菜(桃缶とクリームチーズペッパーのサラダ)
    ミックスサラダは冷水に浸けてパリッとさせる。
    黄桃は切って水気を切る。
    ドレッシングを作っておく。

調理スタート(約30分)

  1. リゾットを作り始める
    玉ねぎ・椎茸を炒め、米を加えて炒める。椎茸のためのオーブンを予熱する。
  2. リゾットにコンソメを加え始めたら
    椎茸のブルーチーズ詰めをオーブン(またはオーブントースター)へ。
  3. リゾットを炊いている間に
    サラダの水気をしっかり切り、盛り付けまで済ませておく。
  4. リゾットが仕上がる10分ほど前
    サーモンを焼き始める。
  5. 仕上げ
    リゾットにカマンベールを混ぜて盛り付け、サーモンをのせる。
    焼き上がった椎茸を皿に盛りつけるか、器のまま出す。

今年の締めくくりや、年末年始の集まりに、気負わず楽しめる“チーズのコース料理”として、どれか一品でも参考にしていただけたら嬉しいです。

それでは良いお年を!

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