寒くなってくると、食べたくなるのが温かいスープ。キャベツもおいしい季節になりました。
今回ご紹介するのは、フィンランドの家庭料理「Kaalikeitto(カーリケイット)」です。Kaalikeittoは、フィンランド語でキャベツのスープという意味。その名のとおり、キャベツをたっぷり使った、素朴な家庭料理です。

スープという名前ですが、キャベツやひき肉、にんじんなどの具がたっぷり。フィンランドでは、具沢山のスープを食事として摂ることが良くあります。これもその一つ。これだけで十分に食事になる、食べごたえのある一品です。
味の決め手は、ほんの少し加えるシロップ。甘さが前に出るわけではなく、野菜や肉のうまみを引き立ててくれます。今回はモラセスシロップを使いましたが、黒蜜やはちみつでも代用できます。
フィンランドのライ麦パン「Ruisleipä(ルイスレイパ)」を添えれば、北欧らしい食卓のできあがり。
ルイスレイパのレシピはこちら。
日本のキャベツに合わせて、煮込み方をひと工夫
本場のレシピでは、キャベツもほかの材料と一緒に炒めてから煮込みます。
フィンランドのキャベツは日本の物よりずっと硬く小さ目で生で食べる用ではありません。日本人同士の冗談で「砲丸」なんて言うこともありました。一方日本のキャベツはフィンランドのものに比べて柔らかく火が通りやすいので、今回は先に肉やにんじんを煮て、キャベツは後から加えることにしました。
キャベツを入れてから、柔らかくなるまでじっくり煮込めばできあがり。特別な材料も必要なく、手順もシンプルです。もちろん、先にキャベツを炒めても。
肌寒い日に、作っておきたいスープ。いつものキャベツ料理とは少し違う、フィンランドの家庭の味を楽しんでみてください。
それではレシピです。

フィンランドのキャベツスープ
材料
- バター 小さじ1
- 玉ねぎ 60g
- 合いびき肉 150g または牛ひき肉
- にんじん 60g
- シロップ 小さじ1 モラセスシロップ、黒蜜、はちみつなど
- 塩・こしょう 適量
- 水 450ml
- 固形スープの素 1個
- マジョラム 小さじ1
- オールスパイス 3〜4粒 またはパウダー2振り
- ローリエ 1枚
- キャベツ 250g
- パセリのみじん切り 適量
作り方
- キャベツは太めの千切り、玉ねぎはみじん切り、にんじんは5mm幅の輪切りまたは半月切りにする。
- 鍋にバターを熱し、玉ねぎを炒める。透き通ってきたら、ひき肉を加えて炒める。
- ひき肉の色が変わったら、にんじんを加えて炒める。
- シロップ、塩、こしょうを加え、水、固形スープの素、オールスパイス、ローリエを加える。
- 沸騰したら、ふたをして弱めの中火で7分ほど煮る。
- キャベツを加え、再びふたをして20〜30分、キャベツが柔らかくなるまで煮込みむ。
- 味を見て、塩・こしょうで調える。
- 器に盛り付け、パセリのみじん切りを適量振りかける。
動画
ヒント
温かいうちに、ライ麦パンのルイスレイパを添えてどうぞ。

ちなみに、このルイスレイパですが、リンク先では室温で発酵させるレシピになっていますが、気温が下がってきた今の季節はオーブンなどの発酵機能を使った方が良いでしょう。どちらも是非お試しください。

