サクサク生地のブロッコリーとチーズのパイ Broccolipaj

一年中市場に出回るブロッコリーですが、旬は寒い時期。日本では11月から3月、北欧のスウェーデンでは6月から11月が旬とされています。低温で甘みが増すブロッコリーは、スウェーデンでもよく使われる食材の一つです。

ぎりぎり旬の時期だった先月、立派なブロッコリーを見ているうちに、もう10年以上前の出来事を思い出しました。日本在住のスウェーデン人に「得意料理は?」と尋ねたところ、「ブロッコリーパイ。でも今の部屋にはオーブンがないから作れないんだよね」と答えが返ってきました。

そこで「broccolipaj」で検索してみると、驚くほどたくさんのレシピが見つかりました。さらに、市販の冷凍食品まであることも発見。これまでスウェーデンのスーパーで何度も買い物をしていたのに、気づいていませんでした。こうした冷凍食品はファミリーサイズで大きいため、目に入らなかったのかもしれません。

数あるレシピの中から、シンプルなものをいくつか選び、日本の家庭で作りやすい分量に調整して試作。ブロッコリーの自然な甘みが引き立つ美味しいパイが完成しました。ミックスサラダやスープを添えれば、ランチにぴったり。おもてなしにもおすすめです。

レシピはこちらからどうぞ。

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ブロッコリーパイ

Broccolipaj
分量 3 ~4人分

用意するもの

  • 直径18cmの底が取れるパイ皿

材料

生地

  • 薄力粉 55g
  • 強力粉 35g
  • 塩 ひとつまみ
  • バターまたはマーガリン 60g
  • 冷水 大さじ1

フィリング

  • ブロッコリー 100g
  • ピザ用チーズ 50g
  • 卵 1個
  • 牛乳 100cc
  • 塩 小さじ½
  • こしょう ひとつまみ

作り方

  • ブロッコリーは小房に分け、塩を加えたお湯で1分半茹でる。
  • 大きめのボウルに薄力粉を入れ、冷凍庫で1時間ほど冷やす。その間にバターを室温に戻しておく。
  • 冷やした薄力粉に塩と柔らかくしたバターを加え、泡立て器で一気に混ぜる。全体が混ざったら、手早く手のひらで擦り合わせ、パン粉のようなサラサラの状態にする。
  • 冷水を加え、ヘラでボウルの縁に押し付けるようにしてひとまとめにする(捏ねない)。丸めてラップに包み、手のひらで平たい丸に整えて冷蔵庫で2時間以上冷やす。ここまでを前日に作ってもよい。
  • 冷えた生地を打ち粉をした台にのせ、麺棒で直径18cmより大きな円に伸ばす。あとで指で形を整えるので、きれいな円でなくてもよい。
  • タルト型にバター(またはマーガリン)を塗り、伸ばした生地を敷く。指で底と縁に押し付けながら均等な厚みに広げる。縁は縮むので、型より少し高めに整える。
  • 底全体にフォークで穴を開け、180℃に予熱したオーブンで10分焼く。焼き上がったら冷ましておく。
  • ボウルに卵、牛乳、塩、こしょうを入れて混ぜ合わせる。
  • 焼き上がった生地に茹でたブロッコリーとチーズを均等に広げ、⑧の卵液を流し入れる。
  • 200℃に予熱したオーブンで20~25分焼く。
  • 冷めたら型から外し、完成。

動画

ヒント

濃厚な味が好みなら牛乳100ccを「牛乳60cc、生クリーム40cc」に置き換える。
直径21cmのパイ皿の場合は、全ての材料を1.5倍にする。
パイ生地の粉は全部薄力粉にしてもよい。

以前フィンランドのタルト生地の基本のレシピを書きました。おかず系とおやつ系の2種類です。

今回、タルト生地をフィンランド式にしようかなと思ったのですが、いやいややっぱりスウェーデン式にしなくちゃと思い直しました。スウェーデンの基本の生地はフィンランドの物に比べてバター少な目で水分はかなり少ないです。焼き上がりはフィンランドよりサクサクとした食感になります。フィンランドの生地はベタベタと柔らかく、麺棒で伸ばせないので初めから型に入れて指で押し広げるのですが、スウェーデンは麺棒で伸ばすことが出来る柔らかさです。

さて、ブロッコリーパイが得意だと言っていた彼ですが、初めて彼女を家に招いた際、手作りのブロッコリーパイをふるまったそうです(オーブンを買ったのかな)。その彼女とはその後結婚し、お子さんにも恵まれました。

旬を少し過ぎてしまいましたが、ブロッコリーは一年中手に入る食材。皆さんもおもてなしにいかがですか?もしかすると、素敵な出来事が待っているかもしれませんよ。

知らんけどね。

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