いちごとチキンのサラダで春の香りを

イギリスの料理研究家で、スウェーデン在住のレイチェル・クーさんが日本で出版したレシピ本『レイチェル・クーのスウェーデンのキッチン』に、夏のレシピとしてチキンといちごのサラダが紹介されていました。

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日本ではいちごの旬は春ですが、気温の低い北欧では夏が旬です。長く暗く寒い冬が1年の半分を占める北欧では、夏は待ちに待った特別な季節。スウェーデンだけでなく、北欧各国の人々にとって、いちごは夏を象徴する特別な果物です。

本来は春が旬のいちごですが、クリスマスケーキに使われることも多く(不二家から?)、冬の果物としてすっかり定着しています。そのため、1月の今はスーパーの店頭にはいちごが並び、鮮やかに彩っています。山積みのいちごを見て、「そうだ、私もいちごのサラダを作ってみよう」とひらめきました。

ネットで「jordgubb kyckling sallad(いちご 鶏肉 サラダ)」とスウェーデン語で検索してみると、さまざまなレシピがヒットしました。10レシピほどチェックしてみると、「グリーンサラダ+グリルチキン+いちご」を基本に、ナッツやチーズ(ブルーチーズやフェタチーズ)、ベーコンなどのさまざまな組み合わせが提案されていました。どれにしようか悩んだ末、今回は一番シンプルな「グリーンサラダ+グリルチキン+いちご」だけで作ることにしました。最初は凝らずにシンプルが一番ですよね。

たっぷりと作ってランチにいただきました。甘酸っぱいいちご、香ばしく焼いたチキン、爽やかなサラダが絶妙なコンビネーションを生み出します。パンと合わせれば栄養たっぷりで、お腹も大満足の一品になりました。見た目にも華やかなので、おもてなしのメニューとしてもおすすめです。なお、いちごと相性の良いバルサミコ酢を使いましたが、無ければ米酢でも代用できます。

それでは、レシピをご紹介します。

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北欧風グリルチキンといちごのサラダ

Kycklingsallad med jordgubbar
分量 2 人分

材料

  • 鶏むね肉 1枚(250g~300g)
  • 水 大さじ1
  • 塩 小さじ1
  • こしょう 少々
  • いちご 120g~150g
  • ミックスサラダ 150g~200g
  • サラダ油 大さじ2
  • はちみつ 大さじ½
  • 塩 小さじ¼
  • バルサミコ酢 大さじ1
  • こしょう 少々

作り方

  • 鶏むね肉を室温に戻し、ラップに挟んで叩き、厚みを均一にする。ボウルに入れ、水(大さじ1)と塩(小さじ1)を加えて揉み込む。水分がなくなったら、両面にこしょうを少々振る。
  • フライパンを熱し、サラダ油(分量外)を入れる。鶏むね肉を皮目を下にして入れ、弱めの中火で7分ほど焼く。ひっくり返して裏面を4分ほど焼き、皿に取り出して冷ましておく。
  • サラダ用の野菜を洗い、水気を切る。適当な大きさにちぎってボウルに入れ、サラダ油を全体に馴染ませる。はちみつ、塩、バルサミコ酢、こしょうを加えて和える。
  • いちごは半分に切る(大きい場合は¼に切る)。②で冷ましておいた鶏むね肉を一口大に切る。いちごと鶏むね肉を、③で用意したサラダに加え、全体を優しく混ぜ合わせる。

ヒント

カリカリに焼いたベーコン、ナッツやシード類、ブルーチーズやフェタチーズ、モッツァレラチーズなどを好みで加えてもよいです。
サラダは市販のミックスベビーリーフ、ベビーほうれん草、グリーンリーフ、赤玉ねぎなどをご用意ください。

彩りの美しいサラダは、おもてなしにもぴったりです。サラダ用の野菜はお好みでご用意いただけますが、今回使ったミックスベビーリーフに含まれていたルッコラが特に相性抜群でした。もし手に入れば、ぜひお試しください。

パンやスープと合わせれば、栄養バランスも良く、満足感たっぷりのランチになります。甘酸っぱいいちごと香ばしい鶏むね肉、爽やかなサラダの絶妙な組み合わせ。春の香りを感じるサラダを、どうぞお楽しみください!

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