カタカナで書くと益々呪文めくフィンランド語。ヒュヴァー ヨウルアはクリスマスおめでとうの意味、ヨウルトルットゥはクリスマスパイの意味。フィンランド語で書くとHyvää joulua!とJoulutorttu。
というわけで、今日はクリスマスですね!実はフィンランド(北欧全般)のクリスマス本番は昨日の24日なので、今日は丁度日本の1月2日のようにまったり過ごす日。遊びに来た友達と残り物のヨウルトルットゥなぞかじっているかも知れません(あるいは飽きてしまっているか)。
昨日の24日は2年ぶりにヨウルトルットゥを作りました。NHKの「グレーテルのかまど」で取り上げられたのですっかり注目を浴びていると思う(自信ない)ヨウルトルットゥ。
グレーテルでは生地を層にしないショートクラストペストリーでしたが、私が作るのは生地が層になる、英語で言うとパフパイ生地。と言っても、折りパイではなく練りパイなので簡単です。まあここら辺の説明は興味無ければ飛ばしてもらって…
三つ折りで6回折った生地を四角く伸ばします。四角く伸ばすのは、生地の対角線に向かって麺棒を動かせば簡単。きれいに仕上げたければ端を切るのですが、自宅用なのでそのままで。
中心にプルーンペーストを乗せて星の形に折ります。グレーテルでは赤ワイン、砂糖、はちみつ、シナモンの入った豪華版でしたが、私のはフィンランド人に教わった水で茹でるだけのレシピです。
生地に甘みが無く、プルーンペーストもプルーンだけの甘味なので沢山具を入れないと味がいまいち。なのでモリモリに入れます。まあ、ここはお好みで。
成形した時点で「重なりが甘かった、これは焼いている途中で開くな…」と思いましたが、やり直すことも出来ず、そのままオーブンにイン!久々に作ったので感覚を忘れていたわ。
懸念した通り、いくつか開いてしまった…まあパッカーンと御開帳状態になっているのは無いので良しとしよう。ちなみにグレーテルでは溶き卵を塗っていましたが、私は塗りません。それでも充分きれいな焼き色が付きます。
という訳で粉砂糖振って出来上がり。
レシピは下記リンク先からどうぞ。
それでは、良いクリスマスを!
あ、それから、これは100万回くらい言っていることですが、市販のジャムを具にしてはいけません。焼いている間に流れ出てしまいます。ダメだって言っているのにグレーテルでジャムのバリエーションも紹介してしまったので、真に受けて失敗している写真いくつか見ましたよ……。
生地に甘みがないのでジャムがモリモリの方が美味しい、家庭用なので端は切り落とさなくていいや、卵液を塗らなくても綺麗に焼ける、、、何度も作られているヨウコさんの呟きがお菓子作りのハードルを下げて、しかも失敗なくできるコツになっています。
今年のクリスマスはチキンを焼かないのでレシピ本のショットブッラルを作ってみようと思います。
ありがとうございます。良いクリスマスは過ごされたでしょうか?ショットブッラル、スウェーデンのクリスマス料理ですね!