母が高齢になり運転免許を返上したので、それまで乗っていた車を譲ってもらいました。実は我が家には(私がペーパードライバーなこともあり)車がありませんでした。車が必要な時は近所のカーシェアで借りる暮らしで充分だった(運転は夫だし)のですが、実際車でいつでも移動できるとなると、活動域が一気に広がりました。
まあ、まずIKEAには行く回数は増えたでしょ?それからちょっと遠い大型スーパーにも。で、この二つがこれからの話につながるのよ。
IKEAには大抵朝一番に行って、ついでにお昼ご飯を食べるのがパターン。そんなに美味しくない代わり映えはしないのですが、時にはスウェーデンの年中行事を感じられたり、北欧らしい料理が味わえるのが楽しみではあります。
その中の一つがこのレモンディルソースをかけた「サーモンフィレ」。ごめんなさい、私が撮った写真はどこにあるのか見つからなかったので、IKEAの公式から拝借しています。
レモンは南国の食べ物なのですが意外とスウェーデン料理に登場します。このレモンソースもスウェーデンでは定番のソースの一つ。恐らく、もともと酸味を好む国民の嗜好とレモンががっちり合ったのでしょう。
で、車で行くようになった大型スーパーでは大抵ノルウェーサーモンが300gとか400gのフィレのかたまりが手に入ります。実はこれって結構貴重。近所のスーパーではムニエル用に100gくらいずつ斜め切りされていたり、刺身用にさくに加工されているのが普通だから。
という訳で、作りましたよ、スウェーデンのサーモンのレモンディルソース(lax med citronsås/ラックスメッドシトロンソース)。ほら、IKEAと大型スーパーが関連したでしょ。
スウェーデンサイトを見ると、ほとんどの場合、オーブンで一気に焼くスタイルだったので、従いました。IKEAとは見た目が違いますが、中身は大体同じです。
それではレシピです。
サーモンのレモンディルソース焼き
用意するもの
- 25cm角くらいの耐熱容器
材料
- ムニエル用サーモン 120g~130g 4切れ
- 生クリーム 200cc 脂肪分40%以上
- サワークリーム 大さじ6
- コンソメ 1個 大さじ3のお湯で溶かしておく
- レモン汁 大さじ2
- 塩・コショウ 適量
- ディル 適量
- (あれば) 色付けにターメリック少々
作り方
- 生クリーム、サワークリーム、コンソメを溶かしたお湯、レモン汁を混ぜ、味を見て塩・コショウで味を調える。あればターメリック少量で色付けする。
- 耐熱容器にサーモンを皮目を下に入れ、塩・コショウする。①で作ったソースを全体にかける。
- 150℃に予熱したオーブンで30分焼く。
- 焼きあがったらディルのみじん切りを散らす。お皿に取り分け、マッシュポテトかご飯と食べる。お好みのゆで野菜を添えると色味がきれいです。
ヒント
美味しいし、オーブンがあればほとんど手間なしの料理です。
IKEAでは市販のレモンディルソースも販売していたのですが、最近は見なくなりました。コロナの影響で色々と輸送が滞っているとは聞いていたのですが、更にロシアのウクライナ侵攻も追い打ちをかけているのかも知れません。
そういえば、IKEAのサーモン4切れパック、以前は500gだったのが、今は400gに減っています。ウクライナ侵攻の影響によるノルウェーサーモンの高騰が取り沙汰される今日この頃。社会情勢を考えると仕方ないのかも知れませんが、価格が上がってもいいから量を減らさないで欲しかったなあ。
ところで、数日前に半分量の2切れで作ってみました。(←また例の大型スーパーに行った)IKEAで買ったむきエビを乗せた豪華バージョン。ついでにターメリックも大判振る舞いしたら、気持ち悪い黄色になってしまった。
過ぎたるは及ばざるがごとしですね。
子どもの時にホテルのビュッフェでスープにクルトン盛り盛りに入れて気持ち悪くなったの思い出します。
時にはサーモンブロックで豪快に。
クレームフレーシュ、売っていることは売っている。高いけど。