デンマークの料理ブロガーさんがアップしていた『Benløse fugle』が美味しそうだったので、Googleで翻訳掛けてみると『骨無し鳥』。鳥…作り方は豚肉とベーコンでパセリを包んで焼き色を付けたらコンソメで煮てホワイトソースをかけたもの。
鳥、使ってないやん!
デンマーク料理と言えば『偽物うさぎ/Forloren Hare』という牛豚合い挽き肉をベーコンで包んだ料理があります。どこがうさぎやねんと思いつつ、美味しいので何度か作っているオーブン料理。
デンマーク人の豚肉汎用性多いわ。
と感心しながら、レシピをしっかりと読むと、ソースの材料に『Ribsgele/レッドカラントゼリー』の文字が。そう、このブログファン(いると仮定)なら記憶にあるでしょう、私が件の『偽物うさぎ』を作るのにレッドカラントゼリーの代用に悩んだ挙句、梅干しで解決したことを。
でも、大丈夫、今ならデンマークで入手したRibsgeleがある。まだまだこんなにある。先日『偽物うさぎ』を作った時はこれ使ったもんね。

実はRibsgeleを始めて味見したとき最初の印象は「あえて言うならグレープジュース…?」でした。実際Googleに「レッドカラントゼリーの代用ってなんですか?」と尋ねるとこんな答えが返ってきた。

いやいや、グレープゼリーなんて近所のスーパーにないよ。ラズベリージャムも置いていないスーパーですよ?
でも、今の私には本物のRibsgeleがある…と思ってから考え直した。このブログのコンセプトは近所のスーパーで手に入る材料で作れること。
梅干しジャム、もっかいつくって味の比較するか…。
前回は半日かけて塩抜きをしましたが、前回も書いた通り最終的には塩味の料理に使うので、今回は塩抜きをしないで作ってみました。
まずは梅干し(塩分8%)を用意。

種を取って実を包丁で叩き、いわゆる梅肉を作ります。

計ると9gありました。

前回は重量の50%程度の砂糖を加えましたが、味見したRibsgeleが想像以上に甘かったこと、梅干しを水で戻していないので水分が抜けている状態であることを考慮して、同重量(9g)の砂糖を加えました。

そして、同重量の水を加えました。全部同重量にしたのは、覚えやすい割合にしたかったからです。

かき混ぜてから電子レンジで30秒ずつかけてはかき混ぜて、全部で1分30秒加熱して完成です。

味を比較するにあたって、Ribsgele(レッドカラントゼリー)に塩を加えるのを忘れずに…。

味見…
え?
すごい!
ほとんど一緒!
という訳で、日本でデンマーク料理を作るにあたって、レッドカラントゼリーの入手にお困りの皆様、梅干しジャムを強力にお勧めします!!
ついでに偽物うさぎの梅干しジャムの作り方も塩抜きしないこの方法に書き直しました。根拠はありませんが、梅干しの塩分は10%以内を選ぶのがいい気がする。
これを機会にぜひぜひ偽物うさぎを作ってみてください。そして、骨無し鳥のレシピをお楽しみに。

梅干し残っても困りませんものね。