ノルウェー好きの友人からノルウェー料理も書いて欲しいと頼まれました。でもノルウェー料理って難しいんですよね。『北欧 食べる、つくる、かわいいと暮らす』を書いた時に色々調べたのですが、 干しダラのような材料入手困難な料理を除くと、 これはノルウェー独特というものが見つからない。大抵はデンマークやスウェーデンの料理がルーツっぽい。歴史を顧みれば仕方ないところか。

例えばいつの間にか閉店していた川越のノルウェーカフェLille Norgeのメニューにあった、『隠れた農園の娘』はデンマークの『Æblekage(アップルケーキ)』だし『おじいちゃんの栄誉』はスウェーデンの『Gubbröra (おじいちゃんのゴチャゴチャ)』。

そうそう、Lille Norgeといえば『ニセうさぎ』は美味しかったと思いだし、これを作ってみましょうと調べてみたら、

デンマーク料理の Forloren Hare やん 。

まあいいか。ネットでレシピを検索し、沢山出てきた中から選んだ5件を書き出して壁にぶち当たりました。多少の分量や材料、手順の違いはあっても、どのレシピもRibsgeleを使っている。

しかも、Ribsgeleは味の決め手だから、絶対に入れないとダメと言っている人もいる。

Ribsgele、つまり、カラントジェリー。前出のデンマークのアップルケーキ( Æblekage)にも使うこともある、デンマークでは知られたジャムの一種。アップルケーキの場合はてっぺんにちょこっと乗せる程度だし、使わないレシピもあるので、いままでスキップしていました。

仕方ない、代用品を探そう。「currant jelly substitute」で検索すると
1、ブラックカラントジャム(紀ノ国屋にはあったけれど、サミットには無かったので却下)
2、クランベリーソース (欧米か!)
3、グレープジェリー (紀ノ国屋にもなかったよ)
4、プラム (手に入る??)
5、アップルジャムに倍量のレモン汁

アップルジャムにレモン汁ならできるかもと思ったのですが、たった大さじ1杯のためにアップルジャム買う?買わないよね、自分。

諦めて日本語でカラントジェリーについて調べると、北欧在住の人が梅ジャムに似ていると書いているではないですか。更に別の人が、ベリー系でなくプラム系の味がすると。

更に調べると日本で何人もの人が生のカラントは「ただただ酸っぱい」と。なんと日本語でカラントを意味するスグリの漢字は酸塊。これは文字だけで口がすぼむくらい酸っぱそう。ケーキに乗っているのをちょこっと食べた経験しかないので、そんなに酸っぱいとは思っていなかった。

それなら梅ジャムで良いんじゃない?

いや、待てよ、梅ジャム手に入るかしら?そもそも手に入るとしても大さじ1杯のために梅ジャム買う?買わないよね、自分。

じゃあ梅干しでもいいんじゃない?

調べると梅干しで作る「梅びしお」なるジャムがあるらしい。光明が見えた(気がする)。

とりあえず、ただいま写真の通り梅干し1個を塩抜き中です。最終的には塩味を付けるので抜かなくてもいい気もするのですが、念のため。

明日の夕飯に作る予定なので、

乞うご期待!

ところで、カラントジェリーの味を知っていて「いや、カラントジェリーと梅ジャム、全然違うから」と思った人がいれば…私に言わないで、もう戻れないから!

場合によってはレシピアップしないかも!!

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