友人たちと北欧料理を作って食べたときに前菜に出した甘えびの殻が大量に残りました。ビニール袋に入れて冷凍保存していた、その殻を使って海老の出汁のスープ「Räksoppa」を作りました。フランス語ならエビのビスクですね。
スウェーデン人はボイルした甘えびを冷凍庫に常備していますが(個人調べ)ほとんどの場合は剥きエビじゃないかな。殻付きを買うと、やっぱり殻は何かに使おうと思うと見え、様々なスープのレシピがありました。とはいえ、どれも海老の殻と野菜を煮込んで出汁を取り、トマトと生クリームで仕上げるという基本は同じ。その中でも材料少な目のあまり凝らない気軽なレシピを選びました。それでも充分美味しく出来ましたよ。
エビのスープ
分量 4 人分
材料
- 500gのボイル甘えびの殻
- 玉ねぎ 1個
- にんじん ½本
- トマトペースト 大さじ1
- 水 500cc コンソメ1個(オプション)
- 白ワイン 100cc なければ料理酒
- 生クリーム 200cc
- 塩コショウ 適量
作り方
- 玉ねぎとにんじんは皮を剥き、小さ目の賽の目切り、あるいは薄切りにする。
- オリーブオイル適量を深めのフライパンで熱し、甘えびの殻を香りが出るまで数分炒める。冷凍してあった場合は炒めながら解凍すればいいです。
- 野菜を加えしんなりするまで炒める。
- トマトペーストを加え、更に炒める。
- 水、白ワイン、コンソメを加え、時々へら、あるいはポテトマッシャーなどで押しつぶしながら10分煮る。
- 鍋の上にザルを乗せ、中身を少しずつザルに移し、へらなどでギュウギュウと押して絞る。
- 生クリームを加え、火にかけて温め、塩コショウで味を調える。
ヒント
殻は力を入れて最後まで搾り切ってください。もったいないので。
味を見て物足りなかったらコンソメ1個を加えてください(あればフィッシュコンソメ、なければある物を)。
カイエンヌペッパーやタバスコを入れて少し辛めに味付けても美味しいです。
あればディルを刻んで入れると更に北欧の味です。
アクアビットジャパンさんのボイル甘えびが500gのパックですので、レシピは500gを基準にしています。分量はあまり厳密に考えずに作っても大丈夫だと思います。アクアビットジャパンさんの甘えびの購入先をリンクで貼っておきますね。
ボイル甘エビ500g (アクアビットジャパン)
スープだけでも美味しいのですが、身を少し残して最後に加えるとご馳走になります。