フィンランドの焼き卵チーズのお菓子ムナユースト Munajuusto

フィンランドにはレイパユーストというちょっと変わった焼きチーズがあります。レイパがパン、ユーストがチーズの意味。ジャム(クラウドベリージャムなら最高!)をつけてお菓子として食べるチーズで、キュキュとした歯ごたえが独特。これはフィンランドの友人宅で出された、生クリームをかけてオーブンで焼き、クラウドベリージャムを乗せたもの。

レイパユーストを作ろうと思ったのですが、調べるとレンネット(仔牛の第四胃から抽出した凝固剤)が必要でした。そこで、もっと身近な材料で出来るムナユーストの方を作ってみました。ちなみにムナは卵の意味。その名の通り、卵を混ぜて作ります。

フィンランドでは材料に発酵乳のピーマ(Piimä)を使うのですが、代用でヨーグルトにしました。また分量を作りやすく、4分の1に減らしました。オリジナルでは牛乳3リットル使うので、ちょっと日本では現実的でないですよね。

では、作り方です。

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ムナユースト

分量 4 人分くらい

材料

  • 牛乳 750cc
  • プレーンヨーグルト 250g
  • 卵 1個
  • 塩 小さじ¼
  • 仕上げ用に卵黄 少し

作り方

1日目

  • 卵とヨーグルトを混ぜ合わせる。
  • 牛乳を鍋に入れ、沸騰直前まで熱する。(温度計があれば80℃くらいにする。)
  • (2)に(1)の混合液をかき混ぜながら注ぐ。卵が固まらないように気を付ける。
  • 弱火にして静かに火を通すと個体と液体に分離してくる。鍋底に焦げ付かないように時々かき混ぜる。
  • 大体10分くらいで、こんな感じに固形分と水分に分かれます。
  • ザルなどに布をかぶせ、固形分を移す。軽く押して水を切る。上に軽めの重しをして冷蔵庫に入れ、一晩置いて完全に水を切る。

2日目

  • 翌日、冷蔵庫から出し、耐熱性のトレイ(皿など)に乗せる。
  • 卵黄を表面に塗る。オーブンを220℃に予熱する。
  • 予熱したオーブンで15分、あるいは表面にいい色がつくまで焼く。
  • ほんのり温かい状態にお好みのジャムをつけてどうぞ。

動画

ヒント

分離した水(ホエー)は取っておいて、パンやスープ、カレーやシチューなどを作るのに使えます。
温かい状態で食べるために食べる時間を逆算してオーブンに入れてください。冷めた場合は電子レンジで少し温めると良いです。

切り分けてジャムをつけてどうぞ。

つけるジャムはリンゴンベリーやラズベリーがおすすめです。

牛乳そのままのような素朴な味わいです。卵と乳製品だけなので、猫にも安心、食べてないけど。

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フィンランドの焼き卵チーズのお菓子ムナユースト Munajuusto」への2件のフィードバック

  1. こんばんは。何度かフクヤさんのお店に伺ったことのある高橋と申します^_^
    こちら今初挑戦中なのですが、10分火にかけても固形分が現れないので、はて‥?と思ってヨーグルトの成分をふと見たら、原材料に「寒天」が入ってるようなので、これのせいかな?!と思っていたんですが、さっき試しに火を大きくしてみたらだんだん固形分ができてきました!火が弱すぎだっただけかもですね(^^;; まだこのレシピに載っている写真ほどは固形分出ていないのですが、もうちょっと様子を見てみます。出来上がりが楽しみです♡お騒がせしました。

    1. そうですか!ヨーグルトの種類によって固まりにくいのでしょうか。もう手遅れかも知れませんが、お酢やレモン汁を入れて固めるのを促進する方法もあります。もし次も固まらなかったらお試しくださいね。

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