今年のクリスマス、皆さんはどんな風に過ごしましたか?私は友人を招いて北欧のクリスマス料理を楽しみました。
メインディッシュはクリスマスハムに。アクアビットジャパンさんで購入したクリスマスハムにマスタードと卵黄、そしてパン粉で作ったグレーズを塗って焼きあげました。ジューシーで香ばしく、豪快な塊のハムは食卓を一気に華やかにしてくれます。
ハムにはデンマークのローストポークの付け合わせの定番、紫キャベツの蒸し煮を添えました。実は、当初はデンマークのローストポークを作るつもりで、皮付きロース肉を兵庫県たつの市にある豚肉専門店に注文するところだったのですが、注文直前にアクアビットジャパンさんと食事をする機会があり急遽クリスマスハムを購入することに。それでも、作るつもりだった紫キャベツの蒸し煮だけはそのまま変更なし。甘酸っぱい味付けがハムの塩味とも絶妙にマッチしてゲストにも好評でした。
そして、北欧料理といえば欠かせないのがサーモン。いつでもどこでもパーティーと言えば登場するグラブラックスを自作。今回は砂糖、塩、ディルだけでなく、夫のウイスキーをちょっと拝借して香りづけし、近所の魚屋に注文していたノルウェーサーモンを2日間じっくり漬け込みました。
水分が抜けたネットリとした食感と風味は北欧独特。手作りのスイートマスタードソースは、砂糖に蜂蜜を少し加えました。甘みのあるソースがサーモンの旨味をしっかり引き立ててくれます。
北欧と言えば、のニシンの酢漬けも用意。アクアビットジャパンさんのニシン酢漬けプレーンタイプを、少しアレンジしてみました。人参と玉ねぎのスライスを加えて甘酢で再度漬け込み、シャキシャキした食感をプラス。食べ応えのある一品になりました。
デザートには、フィンランドの伝統菓子ヨウルトルットゥを焼きました。サクサクの生地と濃厚なプルーンのピューレが最高の組み合わせ。クリスマスらしい特別感があります。
北欧では魚料理からスタートして肉料理に移行するのがルール。まずはニシンの酢漬けとグラブラックスを楽しみました。それぞれの料理が個性的な味わいで、前菜にぴったり。アクアビットジャパンさんがイベントで販売していた鎌倉のライ麦ハウスのライ麦パンと一緒に。
いよいよメインのクリスマスハムを切り分けて。
紫キャベツの蒸し煮と食べました。グラブラックス用に作ったスイートマスタードも良く合うのですが、それにしちゃうとメインが同じ味になるのでつけずに。でも翌日に残りのハムをスイートマスタードと紫キャベツの蒸し煮とでサンドイッチにしたら美味しかったなー。
ちなみに、写真には写っていませんが、スパイス入りのホットワイン、グロッグも作りました。シナモンやクローブ、カルダモンが香るこの飲み物は、冷えた体をぽかぽかにしてくれます。まさにクリスマスの夜にぴったりの一杯です。
今年のクリスマスは終わってしまいましたが、これらの料理はクリスマス以外に食べたっていいですよね。特別な日にぜひ北欧の伝統料理を取り入れてみてください。