いつだったか、スウェーデンのお宅でご馳走になった手作りケーキが美味しく、レシピをもらいました。ケーキの名前は「Äppeltosca/エッペルトスカ」。スウェーデンの定番ケーキ、トスカカーカとアップルケーキを組み合わせた、いわばハイブリッドケーキです。
トスカカーカとはバターケーキの上にカリカリにカラメライズされたアーモンドスライスが乗っているスウェーデンの人気のケーキです。
アップルケーキは北欧では良く作られる家庭の定番ケーキでジューシーなリンゴがとても美味しいす。
こんな真夏にりんごのケーキなんて季節外れと思われるかも知れませんが、実はニュージーランドから輸入される小型のりんごが出回る今の季節が作り時。季節が反対の国から輸入するなんていいアイデアだなあと思ったら、2011年に輸入規制が緩和されてから日本に入るようになったらしいです。
欧米ではりんごをおやつとして丸かじりするので、りんごのサイズは小さい。日本のりんごの平均サイズが300gの一方で欧米のリンゴサイズは半分の150g。サクッとした食感で適度な酸味が感じられるのでお菓子向きです。日本のりんごはお菓子にするには甘すぎるのですよね。
アップルトスカ(スウェーデン語発音でエッペルトスカ)は生地の中のとろとろりんごの酸味とトッピングのカリカリアーモンドの香ばしい組み合わせがとても美味しいお菓子です。スウェーデンで教わったレシピを作りやすく小さめにアレンジしました。
それではレシピです。
アップルトスカ
用意するもの
- 直径18cmの底の取れるケーキ型
材料
生地
- りんご 150g
- バター(マーガリン) 50g
- 卵 1個
- グラニュー糖 50g
- 薄力粉 50g
- バニラシュガー 小さじ1 バニラエッセンスで代用可
- ベーキングパウダー 小さじ½
- シナモンパウダー 小さじ½
トッピング
- バター(マーガリン) 30g 有塩の方が美味しい
- グラニュー糖 30g
- 薄力粉 小さじ2
- スライスアーモンド 30g
- 牛乳 小さじ2
作り方
- 型の内側にバター(マーガリン)を塗って細かいパン粉か薄力粉をまぶす。あるいはクッキングシートを敷く。
- りんごの皮と芯を取り5mmくらいの薄さにくし切りにする。
- バター(マーガリン)を溶かし冷ましておく。
- ボウルに卵とグラニュー糖を入れ白っぽくふんわりとするまで泡立てる。
- 薄力粉、バニラシュガー、ベーキングパウダーを振るい入れ、ゴムベラで泡を潰さないように切るように混ぜる。溶かしバターを加え、ゴムベラで混ぜる。
- 型に生地を入れリンゴを差し込む。表面にシナモンを振るう。180℃に予熱したオーブンで20分焼く。
- 小鍋にトッピング用のバターを溶かしグラニュー糖、薄力粉、スライスアーモンドを入れて混ぜ、とろみが出るまで弱火にかける。かき混ぜすぎると砂糖が結晶化するので注意する。
- 生地をオーブンから出し⑦のトッピングを素早く上全体に広げる。オーブンに戻して15分焼く。※オーブンは温度を下げないよう180℃設定で稼働しておく。
- オーブンから取り出し、粗熱が取れたら型から外し、網の上で冷ます。
動画
ヒント
スウェーデンのケーキはイギリスのケーキのように高さを出さない場合が多いです。アップルトスカ/エップレトスカも薄いケーキです。食べやすく美味しいケーキです。ニュージーランド産りんごが出回っているうちに是非お作り下さいね!