お菓子にしても料理にしても、卵白が余ることはしばしばありますよね。以前その卵白を使ったココナッツのお菓子をご紹介しましたが、今回はシンプルにメレンゲクッキーの作り方です。
メレンゲクッキーと北欧はつながりにくいかも知れませんが、北欧では家庭で作りもし、スーパーでも気軽に買えもする身近なお菓子です。
これがスウェーデンのスーパーのお菓子コーナーにあるメレンゲ。1個が拳くらいある巨大サイズです。
さすがに家庭ではここまで大きなものは作らないと見えて、スウェーデン菓子の本ではこのサイズ。メレンゲだけで見開き丸々使っていますね。
IKEAのお菓子の本では果汁で色を付けるレシピが紹介されています。
あと、これだ。メレンゲクッキーとバナナと生クリームにチョコレートソースかカラメルソースをかけるお菓子。美味しいんですよ、これ。以前雑誌でレシピを書いたことがあったのですが、北欧のおやつとごはんでは書いたことなかったですね。いつかそのうち書こう。
それでは、作ってみましょう。
焼きメレンゲ
用意するもの
- 密封できる容器
- 乾燥剤
材料
- 卵白 1個分
- グラニュー糖 卵白の重さの2倍
作り方
- 卵白を乾いたきれいなボウルに入れ、電動泡だて器で泡立てる。
- 少し泡立ってきたら、グラニュー糖を大さじ1加えてさらに泡立てる。
- 泡立てる、グラニュー糖を大さじ1加える、を繰り返して、ボウルを裏返しても落ちてこない程度にしっかりと泡立てる。
- 絞り袋に泡立てた卵白を入れる。クッキングシートを敷いた天板に、直径1.5cm程度の大きさに絞り出す。
- 100℃に予熱したオーブンで60分焼く。途中2回ほど扉を少し開けて湿気を飛ばす。
- 焼きあがったらオーブンの扉を少し開き、完全に冷めるまで放置する。
- 冷めたら密封容器に乾燥剤と一緒に入れて保管する。
動画
ヒント
メレンゲだけで食べても美味しいですし、ケーキのトッピングにすれば、シャクシャクした食感がいいアクセントになります。
北欧ではメレンゲとして食べるだけでなく、メレンゲを使ったお菓子も人気です。いくつもの種類がありますが、中でもノルウェーの世界一のケーキは世界一と(ノルウェー人が)言うだけあって、なかなか美味しく、持ち寄りパーティーでも好評でした。
ところで、スーパーに売っているような巨大メレンゲが可能なのは、空気が乾燥していて、シナッとなりづらいからでしょう。日本ではたちまち湿気てしまうので、あんな風に販売するのは現実的でないかも。手作りメレンゲも密封容器と乾燥剤は必須です。
夏のスウェーデンは喉がヒーヒーなるくらい乾燥しています