余った卵白で作る焼きメレンゲのお菓子

お菓子にしても料理にしても、卵白が余ることはしばしばありますよね。以前その卵白を使ったココナッツのお菓子をご紹介しましたが、今回はシンプルにメレンゲクッキーの作り方です。

メレンゲクッキーと北欧はつながりにくいかも知れませんが、北欧では家庭で作りもし、スーパーでも気軽に買えもする身近なお菓子です。

これがスウェーデンのスーパーのお菓子コーナーにあるメレンゲ。1個が拳くらいある巨大サイズです。

さすがに家庭ではここまで大きなものは作らないと見えて、スウェーデン菓子の本ではこのサイズ。メレンゲだけで見開き丸々使っていますね。

IKEAのお菓子の本では果汁で色を付けるレシピが紹介されています。

あと、これだ。メレンゲクッキーとバナナと生クリームにチョコレートソースかカラメルソースをかけるお菓子。美味しいんですよ、これ。以前雑誌でレシピを書いたことがあったのですが、北欧のおやつとごはんでは書いたことなかったですね。いつかそのうち書こう。

それでは、作ってみましょう。

印刷

焼きメレンゲ

分量 70 個くらい(直径1.5cm)

用意するもの

  • 密封できる容器
  • 乾燥剤

材料

  • 卵白 1個分
  • グラニュー糖 卵白の重さの2倍

作り方

  • 卵白を乾いたきれいなボウルに入れ、電動泡だて器で泡立てる。
  • 少し泡立ってきたら、グラニュー糖を大さじ1加えてさらに泡立てる。
  • 泡立てる、グラニュー糖を大さじ1加える、を繰り返して、ボウルを裏返しても落ちてこない程度にしっかりと泡立てる。
  • 絞り袋に泡立てた卵白を入れる。クッキングシートを敷いた天板に、直径1.5cm程度の大きさに絞り出す。
  • 100℃に予熱したオーブンで60分焼く。途中2回ほど扉を少し開けて湿気を飛ばす。
  • 焼きあがったらオーブンの扉を少し開き、完全に冷めるまで放置する。
  • 冷めたら密封容器に乾燥剤と一緒に入れて保管する。

動画

ヒント

今回は卵白が40gだったのでグラニュー糖を80gにしています。
絞り袋がなければ、スプーンで落としてもいいです。
乾燥剤は購入もできますし、お菓子の乾燥剤を普段から集めておけば再利用できます。
焼き上がりを指で触って、まだ柔らかい状態でしたら、さらに追加で焼いてもいいです。内側が少し柔らかい程度でしたら、乾燥剤と一緒に容器に入れていると1、2日でパリッとなります。

メレンゲだけで食べても美味しいですし、ケーキのトッピングにすれば、シャクシャクした食感がいいアクセントになります。

北欧ではメレンゲとして食べるだけでなく、メレンゲを使ったお菓子も人気です。いくつもの種類がありますが、中でもノルウェーの世界一のケーキは世界一と(ノルウェー人が)言うだけあって、なかなか美味しく、持ち寄りパーティーでも好評でした。

ところで、スーパーに売っているような巨大メレンゲが可能なのは、空気が乾燥していて、シナッとなりづらいからでしょう。日本ではたちまち湿気てしまうので、あんな風に販売するのは現実的でないかも。手作りメレンゲも密封容器と乾燥剤は必須です。

夏のスウェーデンは喉がヒーヒーなるくらい乾燥しています

【この記事をシェア】

コメントを残す

関連投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る