いま『ふたりのための北欧料理』という本を作っています。

この本には、ぜひフィンランドの定番菓子「ムスティッカピーラッカ」を入れたいと思い、試作を重ねてきました。
最初は、オリジナルのタルトをそのまま小さくすればいいだろうと考え、手持ちの丸型マドレーヌ型で作ってみたのですが、型から抜けないうえに浅すぎて、どうにも使いにくい。
そこで、100均で(←ここ重要)いくつか型を買って試してみました。まずは型から外しやすそうなアルミのマドレーヌ型を使ったのですが、フィンランドのタルト生地は柔らかく、型に押し付けるようにのばすため、型自体が柔らかすぎてへなへなに。
次は、100均で手に入る最小サイズの直径12cmの底が取れるタルト型で、二人分を一度に焼いてみました。でも、食べるときにタルトを半分に切らなければならず、半月型になった姿がどうにもかっこ悪い。
それなら直径10cmくらいの紙カップはどうだろうと試したものの、厚紙でもやはり柔らかすぎて、生地を広げるときにきれいな形を保てませんでした。
そこでふと、「型から外す」ことをやめて、型のまま食べる前提にしたらどうだろう、と思いつきます。100均で買ったココット型を使ってみたところ、これが大成功。

そんな試行錯誤の末にたどり着いたのが、今回のレシピです。それではどうぞ!

ひとり分ずつのムスティッカピーラッカ
用意するもの
- ココット型(直径9cm 高さ5cm)2個
材料
生地
- バター 30g
- 砂糖 20g
- 溶き卵 約30g
- 薄力粉 50g
- ベーキングパウダー ひとつまみ(約0.8g)
フィリング
- 冷凍ブルーベリー 90g
- 片栗粉 小さじ½
- ギリシャヨーグルト 50g
- 砂糖 25g
- 溶き卵 約25g(生地の残り)
- バニラエッセンス 適量
作り方
生地
- バターは室温で柔らかくし、砂糖を加えて泡立て器で白っぽくふんわりするまで混ぜる。
- 溶き卵を数回に分けて加え、その都度よく混ぜる。
- 薄力粉とベーキングパウダーを振るいながら加え、ゴムベラで切るように混ぜる。
- 生地を2等分し、それぞれラップで包む。ココットの直径よりやや大きめの円形にのばし、冷凍庫に入れる。
フィリング
- ブルーベリーはできれば冷蔵庫で解凍する。ざるにキッチンペーパーを敷き、解凍したブルーベリーをのせて水気を切り、片栗粉をまぶす。
- ギリシャヨーグルト、砂糖、溶き卵、バニラエッセンスを加え、なめらかになるまで混ぜる。
仕上げ
- ココットの内側にバターまたはマーガリン(分量外)を塗る。
- 生地を冷凍庫から取り出し、ココットの内側に敷き詰める。縁よりやや低めにする。

- フィリングを等分して注ぎ、ブルーベリーを散らして軽く押し込む。

- 200℃に予熱したオーブンで20〜25分焼く。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
ヒント

ブルーベリーの解凍と、ギリシャヨーグルトを使わない場合のヨーグルトの水切りには、前日から準備が必要かも知れません。もし前日に余裕があれば生地も作って(冷凍庫ではなく)冷蔵庫で冷やしておけば当日スムーズに作ることができます。
フィンランドの定番の味を気軽に試してくださいね!
それから『ふたりのための北欧料理』は3月14日と15日に京都で開催する北欧イベント「ぼちぼち北欧」でお目見えする予定です。
ぼちぼち北欧

『ぼちぼち北欧』は関西の“ちょうどええ”感覚と、北欧のLagom(スウェーデン語:ほどよく)、 Sopiva(フィンランド語:しっくり)、Hygge(デンマーク語:居心地よく)、Koselig(ノルウェーあたたかく)に共通する価値観を重ね合わせた、小さな北欧イベントです。
関西の北欧好きたちが、手工芸・食べ物・読み物・ワークショップ・トークなど、それぞれの「好き」を“ぼちぼち”と持ち寄りました。がんばりすぎず、力を抜きながら、でも丁寧で、ちょっとワクワクするものを。
京都のフィンランドカフェ「ポーヨネン」で、関西のゆったりした時間の流れと、北欧の穏やかな空気が自然に混ざり合う一日。日常にそっと寄り添う “ちょうどよい北欧” を、あなたも見つけに来ませんか。
楽しいイベントを色々用意しています。詳しくは下記のリンク先からどうぞ。
https://bochibochihokuo.kansaisweden.com/
