スウェーデンを訪れる際、パン用のミックススパイス「Brödkryddor」や膨張剤「Hjorthornssalt」といった、日本では手に入りにくい製品を買う事が多いです。特に意識していなかったのですが、あらためてパッケージを見るとどれもサンタ・マリアの製品でした。スウェーデンでは非常に身近なブランドとして知られています。
そんなサンタ・マリアが、日本にテックス・メックス製品を初上陸させました。テックス・メックスとは、アメリカ風のメキシコ料理のことを指します。簡単に言うと、タコス料理ですね。スウェーデンでタコス?と驚かれるかもしれませんが、実はタコスはスウェーデンの定番家庭料理のひとつです。金曜日はタコスの日、なんて家庭も珍しくないほどで、手軽に作れて具材を工夫すれば栄養バランスも良くなるため、共働き世帯に特に人気です。
てっきりサンタ・マリアはスパイスだけのメーカーだと思い込んでいましたが、実はテックス・メックス製品でも大人気なのだそうです。今年7月、輸入代理店の方から「ぜひ製品を試してみませんか?」と声をかけていただき、数種類のサンタ・マリア製品が送られてきました。
予想以上にたくさんの製品をいただき、二人家族では消費するのに時間がかかりそうだなと思っていたところ、いつものご近所さんからバーベキューのお誘いがありました。肉類は用意してくれるとのことだったので、私はグアカモレ(アボカドディップ)とナチョスチップスを作って持参したところ、大好評。
そこで、残りの製品を使って我が家でタコスパーティー、略して「タコパ」を開催することに。メキシコと言えばコロナビールだよねと、食材を買いに行った輸入食材店で、なんとサンタ・マリアコーナーを発見。
そこでトルティーヤと評判の良かったグアカモレミックスを追加購入しました。
タコパ当日は、サンタ・マリアのグアカモレミックス、ファヒータスパイスミックス、タコスパイスミックス、クリスピーチキンスパイスミックスを使って簡単に料理を作りました。材料を切って炒め、スパイスを入れるだけで本格的な味に仕上がり、とても手軽でした。トルティーヤ、タコシェル、タコタブは指示通りに温め、野菜はレタス、トマト、パクチー、きゅうりなどをザクザク切って盛り付けました。
ご近所さんもそれぞれタコスに合わせて素敵な料理を持ってきてくれて、早速パーティー開始。偶然にも、開催日はメキシコ独立記念日(9月16日)の前日だったため、裏テーマは「メキシコ独立記念パーティー」に。用意したコロナビールと、ご近所さんが持ってきてくれたテキーラで乾杯。「メキシコ独立おめでとう!サルー!」と祝った瞬間、誰もメキシコと関係がないのにとみんなで笑いました。
サンタ・マリアのスパイスで作った料理はどれも美味しく、本格的な味わいでした。
アメリカに長く住んでいたご近所さんは「アメリカ時代に良く食べていた。タコスはどれも好き!」と喜んでくれ、また別のご近所さんが語ってくれたテキーラの解説も面白く、話は大盛り上がり。実は私たち夫婦も15年ほど前にメキシコを訪れたことがあり、思い出話に花が咲きました。
準備が簡単で美味しく、大人数でも満足できるタコス料理。大人から子供まで楽しめる味で、大いにおすすめです。今回いただいた3種類のサルサソースの中で、一番人気だったのはパイナップルサルサでした。
サンタ・マリア製品は、大手スーパーなどで購入できます。またはオンラインでもお求めいただけます。ぜひお試しください。