甘酸っぱさが美味しいフィンランドのラハカプッラ Rahkapulla

料理に使ったギリシャヨーグルトが少し余ったので、フィンランドのラハカプッラを作ることにしました。

フィンランド語でプッラは甘いパン生地のこと、ラハカはヨーグルトに似た乳製品です。名前の通りそのラハカを使って作るものなのですが、日本では手に入らないのでギリシャヨーグルトで代用というわけです。

ラハカのフィリングはちょっとレアチーズケーキに似ている感じ。レアチーズケーキが好きなので、初めて食べたときは美味しいなあと感激しました。さすがに2回目以降はそれほど感激しませんでしたが、今でも好きなフィンランドの菓子パンランキング上位ではあります。

フィンランドのプッラは、基本的にはシナモンロールと生地は同じで、フィリングや具が変わる程度です。いつものシナモンロールの生地でも良かったのですが、フィリングが入る分少しサイズを小さくしたかったので、少し粉の量を減らしました。それから生地に卵を入れました。同じ菓子パン生地でもスウェーデンは卵なし、フィンランドは卵入りが多い印象(私調べ)。

それでは美味しいラハカプッラを作ってみましょう!ちなみにフィリングの砂糖の量は気持ち減らしています。フィリングを味見してもっと甘い方がよければお好みの味まで足しても大丈夫です。サイズはやや小さめにしています。フィンランドサイズには8個にしてください。

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ラハカプッラ

分量 10 個分

材料

生地

  • 牛乳 125cc
  • ドライイースト 5g
  • 卵 ½個分
  • 砂糖 40g
  • 粗挽きカルダモン 小さじ½
  • 塩 小さじ¼
  • 薄力粉 120g
  • 強力粉 120g
  • バター 50g 室温で柔らかくする

フィリング

  • ギリシャヨーグルト 120g
  • 卵 ½個分 艶出し用に大さじ1杯分残す
  • 砂糖 20g
  • バニラエッセンス 適量

作り方

生地を作る

  • 大きめのボウルにイーストを入れ、40℃くらいに温めた牛乳を注ぎ泡立てでかき混ぜる。
  • 砂糖、塩、カルダモンをボウルに加えかき混ぜる。
  • 薄力粉と強力粉を3回くらいに分けて加え、その度に泡立てでかき混ぜる。泡立てが重くなったら手に替えて、全体が馴染むまで捏ね、ある程度混ざったら台にあける。
  • 台にあけた生地に室温で柔らかくしておいたバターを加え、練りこみながら弾力が出るまで15分くらいしっかりと捏ねる。
  • 捏ねあがった生地をボウルに入れラップで覆い、温かい場所で45分から1時間、あるいは2倍くらいになるまで発酵させる。
  • 生地が発酵したら、台の上で軽く30秒ほど捏ね10個に分けて丸める(1個46gくらい)。
  • 丸めた生地をクッキングシートを敷いた天板に乗せ、乾いた布をかぶせて温かい場所で30分から40分発酵させる。
  • 生地を発酵させている間にフィリングを作る。材料を全て混ぜるが、卵液は大さじ1杯くらいを艶出しのために残しておく。
  • 生地が発酵したら、コップやワイングラスの底に小麦粉をつけて生地の中心に押し付けてくぼみを作る。しっかりと押し付けて、しっかりとくぼませる。
  • 生地のくぼみにフィリングを均等に入れる。
  • 220℃に予熱したオーブンで12分焼く。焼きあがったら冷めるまでラックに乗せる。

動画

ヒント

お好みでレーズンをフィリングに加えてもいいです。
やや小さめです。8個にすればフィンランドサイズです。

フィリングがモリモリになってしまった。溢れ落ちるわけではないので別に問題はありませんが、見た目をフィンランドに近づけるにはもっとくぼみを大きくすれば良かったかもしれません。具を減らすという方法もありますが、これより少ないと味が寂しくなってしまいそうなので、あまりやりたくはないかも。

作り方のヒントに書きましたが、フィリングにレーズンを加えるレシピもあります。実際検索をするとレーズンを入れたレシピは多いのですが、私はフィンランドでレーズン入りは食べたことがありません。いつも買うスーパーやセルフ形式のカフェでなく、ちゃんとしたベーカリーやカフェならレーズンが入っているのかな。もしレーズン入れるとしたらどれくらいかなあ。1個に5粒としたら50粒かな?まあ、お好みでどうぞ。

レシピ検索をすると、フィリングに生クリームを入れたり、レモン汁を入れたり、ベリーやフルーツ乗せたりと、もっと凝った作り方もあったのですが、今回は一番シンプルな方法を選びました。まずはこれで作ってみて、次回からはもっと凝ってみてはいかがでしょうか。

ギリシャヨーグルトは近所のスーパーで簡単に手に入る毎日牛乳の「至福のギリシャ」にしました。ギリシャヨーグルトといえばパルテノがメジャーですが、パルテノはお菓子に使うには水分が多くて不向き(多分食感を大切にしているのでしょう)。おすすめはこの「至福のギリシャ」か日本ギリシャヨーグルトのその名も「ギリシャヨーグルト」。手に入りやすい方をお使いください。

リンク先のギリシャヨーグルト2キロなんですね。こんなにいらないですよね。どんな商品なのか参考としてご覧ください。

この大きさならカルティオを凹ましに使うのがちょうどいいです。

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